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日本女子サッカー新時代の旗手は米国在住の金融ウーマン。岡島喜久子チェアが描くWEリーグの近未来図

カテゴリ:高校・ユース・その他

西森彰

2020年07月17日

「たくさんの企業に、力になっていただくのが私の仕事」と岡島チェア

 もうひとつ、期待されているのが、数字が見える金融畑で活躍したビジネスセンスと、人脈だろう。東京オリンピックの延期に、女子ワールドカップの立候補取り下げ、そして日本経済の先行き不透明化。WEリーグの船出は、期待されていた追い風がやんでしまったようにも見える。そんな中、「たくさんの企業に、力になっていただくのが私の仕事」という岡島チェアの言葉は心強い。

 現状のなでしこリーグは、収益化の面で後手を踏んでいる感は否めない。具体的な課題については「各クラブと詳しい話まではできていないので」と慎重に言葉を選んだが、WEリーグの価値を高めて収益の向上につなげ、ひいてはリーグの所属クラブへの分配金を増やしていく方向性を示してくれた。現在交渉中の案件には、サポートを前向きに検討してもらっているケースもあるという。

「コロナウイルスの感染拡大で、オンライン会議がニューノーマルになったので、声がかかったのでは」と謙遜する岡島チェアだが、智者は謀を帷幄(いあく)の中にめぐらし、勝ちを千里の外に決す、とか。その経歴を振り返り、アイデアを聞くと、新時代の旗手として、これ以上の適材はないように思える。自身のストロングポイントを活かしながら、WEリーグのスタートアップを成功させてほしい。

取材・文●西森 彰(フリーライター)
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