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日本女子サッカー新時代の旗手は米国在住の金融ウーマン。岡島喜久子チェアが描くWEリーグの近未来図

カテゴリ:高校・ユース・その他

西森彰

2020年07月17日

女子サッカーをテーマにした漫画の読者へのアピールも

スタンドに少女たちの姿を増やしたいという岡島チェア。その想いは実現するだろうか。写真:滝川敏之

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 例えば全日本高校女子サッカー選手権の関東地区予選を例にとると、例年、最終日まで8チームが残っている(7位までに全国大会出場資格があるため)。これを、WEリーグの試合会場のサブグラウンドなどで時間をずらして開催すれば、トーナメントを終えた8チームの選手(昨年で言えば8チームの選手登録部員数だけで約350名)とスタッフ、これを応援する家族へ、WEリーグ観戦機会の提供となる。ピッチ数の多いJヴィレッジや、J-Green堺で他の大会と並行開催すれば、さらに多くの少女がトップリーグを間近で見ることができる。

 こうした大規模な大会やフェスティバルの開催も、運営サイドにとっては会場の確保をはじめ、地味で大変な作業がいくつもある。これに何らかのサポートをすることで、運営サイドの労力を軽減できるなら、WEリーグにとってだけでなく、少女年代の大会にとってもメリットがある。

 また、世界のサッカー少年に「キャプテン翼」が影響を及ぼしたように、女子サッカーをテーマにした漫画「さよなら私のクラマー」の読者へのアピールなども視野に入れているようだ。これらのアプローチはユニークであるとともに、女子サッカー観戦までの距離が「現時点で女子サッカーへの知識・興味があり、観戦まであと一歩の人たち」が、ターゲットであるという点が重要だ。もともと興味を持っている客層なのだから、「観客数が増えたのは良いが、スタンドの集中力が薄まった」というありがちな副作用もない、妙手ではないだろうか。
 
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