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「検査の頻度は?」「試合中のマスクは?」ブンデスリーガ再開への見通しが明るくなってきたワケ【現地発】

カテゴリ:ワールド

中野吉之伴

2020年05月03日

5月中旬~下旬に再開の可能性も

(C)Getty Images

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 それでも、ドイツ全土で規制緩和が可能な状況になってきたことを受け、ブンデスリーガ再開の見通しは少しずつ明るくなってきた。労働省はDFLから提出されたコンセプトに対して「選手の安全を守るという観点から受け入れられるもの」と評しており、再開の可能性は高いとみられている。

 クラブの動きも本格化してきた。ブンデスリーガ、2部クラブは4月30日に最初の新型コロナウィルスチェックがスタートした。DFLは、チームトレーニングを再開する前に2~5日の間隔をあけて、2度のチェックをすることを要求しているようだ。

 検査は、各クラブに一つずつラボが振り当てられ、チェックに必要なキットが運ばれる。テスト後にラボが回収し、次のチェック用に新しい資材を搬入される流れとなるようだ。実施の時期は各クラブが自分たちで決める。いくつかのクラブはすでに30日に最初のチェックを行い、複数のクラブは5月1日以降に行なう模様だ。例えば、レバークーゼンは30日にチェックを実施し、選手やスタッフら約70~80人が検査を受けている。

 4月30日に行われたドイツ政府内の協議では、ブンデスリーガ再開にゴーサインは出ず。5月6日に再び協議されることになっている。16日からの再開する可能性もあるが、現実的なところでは5月22日が濃厚だろうか。

 本当にシーズン再開となれば、世界で初めての例となるだけに、世界中のリーグがその行方に注目している。
 
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかのきちのすけ)

ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中
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