検査体制を整え、試合中のマスクは見送りへ
試合に向けた流れや過ごし方も、厳密に指定されている。
ホテル側はチームとコンタクトを取る人員を極力減らす。それぞれのスタッフは衛生面における研修を受けることを義務付ける。滞在が可能なホテルは、ほかの宿泊客とのコンタクトを避けるため、チームスタッフだけが使用できる出入り口、階、エレベーターを持つことが条件だ。ホテルの部屋は気温21℃、湿度50~60%に保つ。滞在中に清掃スタッフは部屋の清掃を行なわず、チェックイン前に滞在日数分の十分なタオルや衛星要因をチームの用具係に手渡す手配をしておく。
また、クラブは試合前日ではなく、数日前からホテル入りする。選手たちやスタッフは、エレベーターのボタンは指では押さず、ひじなど別のやり方で押す。階段の手すりや扉も手で触らないように気を付ける。一般客が使用するウェルネスゾーン(サウナやプール、トレーニングルームなど)やバーやレストランなどの使用は禁止される。
食事時の守るべき項目も多い。ビュッフェ形式では行わない。スタッフは最小限に抑える。メニューは一つのテーブルに置かれ、選手、スタッフは自分で運ぶ。片づけは、全選手・スタッフが食事部屋から退散した後に行なわれる、などだ。
試合当日も守るべきルールは山積みだ。スタジアムを3つのゾーンに分けて考え、それぞれのゾーンにはマックス100人までというルールになる。控え室などのスタジアム内部の人員は98人。テレビ放送チーム以外の報道陣の数も、最大10人までと制限されるようだ。
ホテル側はチームとコンタクトを取る人員を極力減らす。それぞれのスタッフは衛生面における研修を受けることを義務付ける。滞在が可能なホテルは、ほかの宿泊客とのコンタクトを避けるため、チームスタッフだけが使用できる出入り口、階、エレベーターを持つことが条件だ。ホテルの部屋は気温21℃、湿度50~60%に保つ。滞在中に清掃スタッフは部屋の清掃を行なわず、チェックイン前に滞在日数分の十分なタオルや衛星要因をチームの用具係に手渡す手配をしておく。
また、クラブは試合前日ではなく、数日前からホテル入りする。選手たちやスタッフは、エレベーターのボタンは指では押さず、ひじなど別のやり方で押す。階段の手すりや扉も手で触らないように気を付ける。一般客が使用するウェルネスゾーン(サウナやプール、トレーニングルームなど)やバーやレストランなどの使用は禁止される。
食事時の守るべき項目も多い。ビュッフェ形式では行わない。スタッフは最小限に抑える。メニューは一つのテーブルに置かれ、選手、スタッフは自分で運ぶ。片づけは、全選手・スタッフが食事部屋から退散した後に行なわれる、などだ。
試合当日も守るべきルールは山積みだ。スタジアムを3つのゾーンに分けて考え、それぞれのゾーンにはマックス100人までというルールになる。控え室などのスタジアム内部の人員は98人。テレビ放送チーム以外の報道陣の数も、最大10人までと制限されるようだ。
ちなみに、試合中の選手については、「マスク着用で選手が試合をすることは可能か?」という議論もあった。提案書には「試合中にマスクがずれた場合は、一時中断して付け直す」、「マスクが濡れてくるので15分ごとにマスクを交換するために中断」という条項も書かれていた。
一般紙『BILD』では元ドイツ代表DFデニス・アオーゴの協力を得、マスク着用でサッカーをしたらどうなるのか?という実験を行なっていた。アオーゴは「一般的なマスクだとマーカードリブルを数分間やっただけで、汗でびっしょりで、息もすごくしづらい。よりフィルター性能の高いマスクだとすぐ濡れはしないけれど、今度は視界を遮られてプレーがしづらい」とコメントしていた。
RBライプツィヒのスポーツディレクターのマルクス・クレッシェは、同紙の取材に「多くの人がどうすれば将来的にうまくいくかを考えていることはいいことだと思う。でも実際には難しいと思う」と応じた。「サッカーはフィジカル的にすごく要求されるものがあるスポーツで、マスクをつけてのダッシュは、1回はできるかもしれないが、繰り返しては無理だ。面白い提案だと思うが、実現可能とは思えない」。
結局その後、選手のマスク着用の条項は消されたようだ。一見すると滑稽な提案かもしれないが、それでも真剣に実施の可能性を検討しようとした点からは、改めて今回の新型コロナウィルス騒動の深刻さを実感せずにはいられない。