【インタビュー】スティーブン・ジェラード 「決断の理由」

カテゴリ:メガクラブ

ジェームズ・ピアース

2015年01月22日

「またいつか、このクラブに尽くす時が来ることを――」

「リバプールのジェラード」を観られるのは、あと5か月足らず。その勇姿を脳裏に焼き付けたい。 (C) Getty Images

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――リバプールのユニホームを着てプレーできるのも、残り5か月だ。最後にトロフィーをもたらして終わりたいところだ。
 
「5月のシーズン終了まで、時間はたっぷり残されている。せめて、チャンピオンズ・リーグの出場権をもたらして、クラブを離れたいな。リーグカップは準決勝まで勝ち進んでいて、FAカップは始まったばかり。やらなければならない仕事は、まだたくさんあるよ」
 
――FAカップの決勝は5月30日。ちょうどスティーブンの35歳の誕生日だ。その試合がリバプールでのラストゲームになったらいいね。
 
「そうなったら、最高のバースデープレゼントだね(笑)」
 
――スティーブンの後任のキャプテンはヘンダーソンになるようだ。
 
「ジョーダン(ヘンダーソン)は、グレートなキャプテンになるすべての資質を持った男だ。プロ意識が高く、練習の時も試合中も、率先してチームをリードする。彼に腕章を引き渡せて嬉しいよ。ジョーダンは尊敬できる存在だ」
 
――プレミアリーグのタイトル以外はすべてを勝ち取ったスティーブンを、クラブ史上最高のレジェンドだと評する声は少なくない。リバプールで過ごした日々を振り返って、自分ではどう評価している?
 
「8歳で入団して以来、リバプールは僕にアンビリーバブルな時を与えてくれたし、僕の夢を何度も何度も叶えてくれた。26年間の思い出と経験は、この世の何物にも代えられない。
 
 同時に僕自身も、さまざまなものを犠牲にして、すべてを捧げて忠誠を尽くし、クラブに恩返しができたことを誇りに感じている。リバプールと特別な関係を築けて、僕は本当に幸せだった。
 
 そして、これは終わりじゃない。またいつかクラブに尽くす時がやって来ることを、心から望んでいるよ」
 
インタビュー:ジェームズ・ピアース(リバプール・エコー紙)
翻訳:松澤浩三
 
※このインタビューの完全版は、ワールドサッカーダイジェスト2015年2月5号に掲載。
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