ダイヤモンドの原石の中で最注目は16歳のシェシュコ
いわばスター候補の登竜門となりつつあるザルツブルクから、新たなハーランドやマネは生まれるだろうか。もちろん、ダイヤモンドの原石には事欠かない。
なかでも覚えておいて損がないのは、ハーランドと同じ大型CFのベンヤミン・シェシュコだ。
もっとも、このスロベニアU-17代表はまだリーフェリンク(ザルツブルクの事実上のセカンドチーム)で研鑽を積んでいる16歳に過ぎない。UEFAユースリーグのナポリ戦で2ゴール・2アシストを決めた大器だが、さすがに今夏のビッグクラブ行きはないだろう。
ステップアップの時が近づいているのは、今冬にハーランドと南野が去った前線で気を吐いているパトソン・ダカか。
爆発的なスピードとしなやかなバネを誇るザンビア代表の点取り屋で、オーストリア・リーグで19試合・16得点とブレイクしている(昨シーズンは15試合・3得点)。まだ具体的な噂は浮上していないものの、4大リーグのビッグクラブからいつ声がかかってもおかしくない21歳の大器だ。
なかでも覚えておいて損がないのは、ハーランドと同じ大型CFのベンヤミン・シェシュコだ。
もっとも、このスロベニアU-17代表はまだリーフェリンク(ザルツブルクの事実上のセカンドチーム)で研鑽を積んでいる16歳に過ぎない。UEFAユースリーグのナポリ戦で2ゴール・2アシストを決めた大器だが、さすがに今夏のビッグクラブ行きはないだろう。
ステップアップの時が近づいているのは、今冬にハーランドと南野が去った前線で気を吐いているパトソン・ダカか。
爆発的なスピードとしなやかなバネを誇るザンビア代表の点取り屋で、オーストリア・リーグで19試合・16得点とブレイクしている(昨シーズンは15試合・3得点)。まだ具体的な噂は浮上していないものの、4大リーグのビッグクラブからいつ声がかかってもおかしくない21歳の大器だ。
ダカとは対照的に、すでにメガクラブからの関心が報じられるのはドミニク・ショボスライ。
高精度の右足キックと卓越したテクニックが売りのサイドアタッカーで、中央でも機能する汎用性を持つ。ハンガリー代表のこの19歳にはアーセナルやRBライプツィヒが強い関心を抱いているようだ。
他にも非凡なダイナミズムとボール奪取力を誇るザンビア代表のMFイノック・ムウェプ(22歳)や育成の名門パリ・サンジェルマンの下部組織で育った左利きのプレーメーカー、アントワーヌ・ベルネド(20歳)あたりも遠くない将来にビッグクラブへの扉を開くかもしれないし、まだトップチームで活躍していない選手が大化けする可能性もあるだろう。
なにしろハーランドがザルツブルクのトップチームで輝いたのは半年だけなのだから。
ヨーロッパでも指折りの育成型クラブという地位を確立した感のあるザルツブルクが、次にどんなビッグタレントを輩出するか。欧州中のビッグクラブが注視しているはずだ
文●遠藤孝輔
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年3月19日号より転載