リバプール移籍3か月でノーゴール。厳しい現実に南野拓実は焦るべきか――英国人記者の考察は?【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

スティーブ・マッケンジー

2020年03月10日

ここまで公式戦6試合に出場

リバプールで、いまだ目に見える結果を残せていない南野。その現状を英国人記者はどう見る? (C) Getty Images

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 今年1月1日に電撃的にリバプールの一員となった南野拓実は、それ以来、プレミアリーグで3試合、FAカップで3試合に出場。それなりの実戦経験を重ねた。だが、いまだゴールもアシストも記録できていない。

 その現状には、本人はもちろんのこと、チームも、メディアも、ファンも若干の歯がゆさを感じている。それは南野が失敗したという意味ではないが、一定の出場機会を与えられたなかで、彼がいまだ本来の能力を示すことができていないからだ。実際、本人もクラブの公式インタビューで、こう漏らしている。

「この3か月で満足している部分もあります。でも、個人的にはもっとゴールとアシストでチームに貢献したいんです。あとどれだけ学ばなければならないのかは本当に分からないですけど、非常にハングリーな気持ちは持ってます」

 いま、彼はあらゆるポジションで起用されている。CFや左右のサイドハーフ、試合の流れの中でインサイドハーフを担うことも少なくない。このユルゲン・クロップの起用法を見る限り、まだテスト期間にあるとも考えられる。
 

 彼のマルチな才能に惚れ込んだドイツ人監督は、その最適解を模索中なのだろう。実際、CFとして先発で抜擢したFAカップ5回戦のチェルシー戦は、試合中に複数のポジションをこなさせていた。結果は残せなかったが、試合後に「タクミは本当によくやっていた。我々はもっと彼を活かすべきだった」と話したクロップの言葉は期待を感じさせるものである。

 また、クロップのリバプールは、チームコンセプトが確立され、そのメソッドに沿って、今シーズンは怒涛の連勝を重ねてきた。ニューカマーがあっさりとフィットして出場機会をもらえるほど、今のリバプールは、選手層が薄いわけでも、戦術が稚拙なわけではない。

 南野は焦るべきではないと私は考える。与えられた出場機会を活かし、プレミアリーグの水に慣れ、チームメイトに受け入れてもらうための時間とすべきなのだ。

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