怪物ハーランドの今夏メガクラブ移籍はなし? 21年夏まではドルトムント残留か

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2020年03月18日

7500万ユーロの違約金が設定される。

1月にドルトムントに加入したハーランド。(C)Getty Images

画像を見る

 代理人のミーノ・ライオラはこの1月、アーリング・ハーランドをレッドブル・ザルツブルクから動かす際に、レギュラーとしての出場機会確保、20-21シーズン末までプレーした後は7500万ユーロ(約94億円)の違約金で移籍できるという条件を付け、それを受け入れたドルトムントに移籍させた。
 
 したがって、その半年後の今夏にまた移籍するシナリオは、基本的にありえないと考えるべきだ。
 
 今冬のハーランドにはドルトムント以外にも、ザルツブルクと兄弟クラブのRBライプツィヒに加え、ユベントスとマンチェスター・Uが強い興味を持っていたが、両クラブともライオラが設定した条件に難色を示した。
 
 レギュラー確約だけでなく、1年半後に7500万ユーロという低価格での売却に応じることも(順調に成長なら市場価格を大きく下回るはず)、ビッグクラブにとってはあまりにも大きな損失に繋がりかねないからだ。
 
 その意味でドルトムントは、レギュラー確約はもちろん、売上規模的にも7500万ユーロの収入保証で満足できるという点で、ライオラ/ハーランドにとって移籍先として申し分のない選択肢だった。このチャンスを逃さずに掴み、早速戦力として最大限に活用しているドルトムントが有能だったとも言えるだろう。
 
 ハーランドがこのまま順調に成長すれば、21年夏に7500万ユーロで獲得可能というのは、すべてのメガクラブにとって大バーゲンだ。とはいえもちろん、そうなれば移籍先を選ぶ権利は100㌫選手サイドにある。それ以降もドルトムントに残留するとすれば、「22年夏に7500万ユーロを大きく上回る金額で移籍する」という条件でクラブとハーランド/ライオラが合意した時だけだろう。
 
 しかしもちろん、1年半後や2年半後の予測は今の時点で不可能。現在の活躍ぶりを考えれば、今夏に向けても一定数のメガクラブが引き抜きの可能性を探るに違いないが、いま確かなのは「ハーランドの今夏ステップアップはありえない」ということだけだ。もちろんあくまでも、「現時点で」だが。
 
【関連記事】
敏腕代理人ライオラが巨額を稼ぐスキームとは? イブラやポグバに続きハーランドも顧客に――
ネイマールのバルサ復帰は茨の道! メッシが熱望も、クラブ幹部の優先順位は…
イングランド代表には朗報? EURO延期で「恩恵を受ける選手」をスペイン紙が特集!
エムバペの今夏去就は「ネイマール次第」。移籍するなら新天地は「一択」だ!
「なんて無礼な」「いじめか!」ネイマールらパリSG一同が“怪物”ハーランドを侮辱? 試合後の“挑発行為”に非難殺到!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ