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バルサとレアルを天秤にかけた18歳のプロフェッショナリズムに脱帽【2019日本サッカー界の衝撃5大ニュース】

カテゴリ:特集

飯尾篤史

2019年12月29日

13-1のスコアが生まれた背景には…

今季最終戦で京都を相手にひとりで8得点を叩き込んだ柏のオルンガ。13-1で柏が圧勝した。写真:田中研治

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●オルンガの8ゴール、柏レイソルの13得点
 最後はJ2の最終節から、柏レイソル対京都サンガ戦。実はこの日は浦和レッズのACL決勝があったため、その準備でJ2の試合を観られなかった。スマホで途中経過を確認したとき、8−1(くらいだった気がする)というスコアを見て衝撃を受けた。しかも、その後確認するたびに柏のスコアは更新されていく、オルンガは結局、ひとりで8点もマークした。

 これだけ点差が開けば、選手が“キレ”てラフプレーに走る可能性が少なくない。だが、あとで見返すと、京都は最後までフェアに戦っていた。ふたりの負傷者を出しながら、最後までゴールを目指し、一矢報いようとしていた。だから、柏のカウンターを浴び続けたが、この試合にJ1参入プレーオフ進出が懸かっていた京都の、攻撃の姿勢なくして、あのスコアは生まれたかった。

 最後に次点として、浦和レッズのACL決勝も挙げておきたい。衝撃だったのは浦和が敗れたことではなく、アル・ヒラルの恐ろしいまでの強さ。とりわけ、右サイドハーフのペルー代表、アンドレ・カリージョの突破力や推進力は衝撃的で、対面した関根貴大が「すべての面で何もできなかった」と肩を落とすほどだった。

 スタメンのほとんどをサウジアラビア代表で固め、前述のカリージョ、元イタリア代表のセバスティアン・ジョビンコ、元フランス代表のFWバフェティンビ・ゴミス、元韓国代表DFのチャン・ヒョンスを加えた陣容は圧巻だった。来季、ACLに出場するクラブは、このレベルの相手がライバルになるということを肝に銘じ、余念のない補強を敢行してほしい。

文●飯尾篤史(スポーツライター)
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