クロップに親しいドイツ人記者が語る南野の起用法とは?
そして、レッズ(リバプールの愛称)が「最低でも2500万ポンド(約35億円)級の選手と評価」(ピアース記者)していた南野の格安の契約解除金は、クラブ首脳陣を「獲得」の方向へと一気に動かした。
一部では、敵地で行なわれた12月10日のCLのリターンマッチ後の移動のバスの中で、キャプテンであるジョーダン・ヘンダーソンとジェームズ・ミルナー(副主将)といったリバプールの重鎮たちが、『ミナミノはチームに必要な選手だ』と指揮官に進言したという報道も出ている。実際の話は分からないが、おそらくその時点で、すでに移籍の話は固まっていたと考えるのが妥当だろう。
さらにピアース記者の話によると、「リバプールは、セレッソ大阪時代にディエゴ・フォルランとプレーしていた頃から、タクミの成長を追い続けていた」。これも本当であれば、クラブは6年前からこの日本代表FWを注視していたことになる。
そして今月19日、ついにクラブは、公式サイトで南野の獲得を発表した。
一部報道によると、契約期間は2024年夏までの4年半。先日、契約延長をしたクロップ監督と同じ期間だ。来る1月16日に25歳の誕生日を迎えることを考えれば、サッカー選手として脂が乗る最盛期をリバプールで送ることになる。
一部では、敵地で行なわれた12月10日のCLのリターンマッチ後の移動のバスの中で、キャプテンであるジョーダン・ヘンダーソンとジェームズ・ミルナー(副主将)といったリバプールの重鎮たちが、『ミナミノはチームに必要な選手だ』と指揮官に進言したという報道も出ている。実際の話は分からないが、おそらくその時点で、すでに移籍の話は固まっていたと考えるのが妥当だろう。
さらにピアース記者の話によると、「リバプールは、セレッソ大阪時代にディエゴ・フォルランとプレーしていた頃から、タクミの成長を追い続けていた」。これも本当であれば、クラブは6年前からこの日本代表FWを注視していたことになる。
そして今月19日、ついにクラブは、公式サイトで南野の獲得を発表した。
一部報道によると、契約期間は2024年夏までの4年半。先日、契約延長をしたクロップ監督と同じ期間だ。来る1月16日に25歳の誕生日を迎えることを考えれば、サッカー選手として脂が乗る最盛期をリバプールで送ることになる。
現在のリバプールの3トップは、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、そしてサディオ・マネで構成され、世界的に見てもトップクラスだ。ここに切り込むのは容易ではないだろう。しかしサラーとマネの信頼できるバックアッパーがいない現チームにとって、南野の加入は大きな意味を持つことになるはずだ。
クロップ監督に近しいドイツ人記者、ラファエル・ホニグスタイン氏も英衛星放送『Sky Sports』で、南野獲得の意図について、次のように述べている。
「マネがサラーと違い、サラーがフィルミーノと違うように、ミナミノもまた今のリバプールの3トップとは違うタイプの選手だ。ここに『第4の男』として加わるわけだが、彼はこの3人の誰かに特定した“交換選手”となるわけではない。だが、攻撃に質を加えるのは確かだ。3人はいずれも替えの利かない選手で、ローテーションではアレックス・チェンバレンが起用されてきたが、基本的には中盤の選手なため、前線では彼らほどのインパクトがない」
さらにホニグスタイン氏は、こうも続けている。
「他方、ジェルダン・シャキリはコンシステンシー(持続性)を欠くし、ディボック・オリギは中央では機能する一方、サイドでは効果を発揮しない。クロップ監督がターンオーバーするためには、この第4の男が欠かせず、ミナミノは前線3人の負担を軽減させる存在になる」