モウリーニョやファン・ハールを苛立たせたCEOがまたも…
現地12月19日、プレミアリーグの名門リバプールは、レッドブル・ザルツブルクの日本代表FW南野拓実を完全移籍で獲得したと発表した。
2013年から南野のスカウトを続けていたとされるリバプールが、この24歳の人気銘柄の引き抜きに際して、ザルツブルクに支払った金額は、契約解除金はわずか725万ポンド(約10億1500万円)と言われている。資金力のあるプレミアリーグのクラブからすれば、バーゲンセールだと言っても過言ではないだろう。
では、同じく獲得に動いていたマンチェスター・ユナイテッドはなぜ、争奪戦に敗れたのか。その原因は、首脳陣のスカウト不足にあったようだ。英紙『The Sun』によれば、ユナイテッドの強化責任者であるエド・ウッドワードCEOが、契約解除金を支払えば(移籍金の交渉なしで)南野の移籍が成立することを知らなかったという。
2013年から南野のスカウトを続けていたとされるリバプールが、この24歳の人気銘柄の引き抜きに際して、ザルツブルクに支払った金額は、契約解除金はわずか725万ポンド(約10億1500万円)と言われている。資金力のあるプレミアリーグのクラブからすれば、バーゲンセールだと言っても過言ではないだろう。
では、同じく獲得に動いていたマンチェスター・ユナイテッドはなぜ、争奪戦に敗れたのか。その原因は、首脳陣のスカウト不足にあったようだ。英紙『The Sun』によれば、ユナイテッドの強化責任者であるエド・ウッドワードCEOが、契約解除金を支払えば(移籍金の交渉なしで)南野の移籍が成立することを知らなかったという。
これが事実だとすれば、何ともお粗末な話だ。『The Sun』は、こう綴っている。
「24歳の日本人は、1月の移籍市場でユナイテッドが追跡していた一人だった。だが、最終的にプレミアリーグの首位チームに先を越され、彼(南野)の獲得のための努力が足りなかったという印象を与えた。なぜ、ユナイテッドが失敗したのかと言うと、それはウッドワードCEOが完全に解約解除金の条項を知らなかったためだ」
同紙は、ユナイテッドが、ウッドワードの失態によって、他クラブとの競合選手を逃したのは、初めてではないとも伝えている。
「ユナイテッドのトップが、移籍市場で選手を取り逃すのはこれが初めてではない。過去にも、デイビッド・モイーズやルイス・ファン・ハール、特にジョゼ・モウリーニョは、ウッドワードのせいでトップターゲットを獲れないことに不満を抱いていた」
この師走に水面下で繰り広げられた、宿敵との熾烈な「南野獲得競争」にあっけなく敗れたユナイテッド。関係者は苦々しい思いを抱いていることだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部