トルシエ監督率いるベトナムに大苦戦…若き日本代表が直面したアジア予選の厳しい現実

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2019年11月12日

ベトナムでの戦いを終えて影山監督が選手たちに残した言葉とは?

苦しみながらもグループ首位通過を果たしたU-18日本代表。来年の本大会ではいかなるパフォーマンスを見せるだろうか。写真:佐藤博之

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 選手たちも自分たちの立ち位置を理解しており、危機感は持っている。

「(U-17ワールドカップに出場した藤田譲瑠)チマに負けないようにして、視線を引き付けられるようにしたい」(石浦)

「最終予選に勝ち上がれたので、自分のチームに帰ったら、勝たせられるように努力をしたい。そういうのが結果につながれば、アピールになると思う。(来季から浦和に入団するけど、)プロの世界でもしっかり試合に出て結果を残していきたい」(武田英寿)

 今回のベトナム戦は不甲斐ない内容だった。だが、これで黙っている選手たちではないだろう。簡単に引き下がるようであれば、このピッチに立ってないし、世界では戦えない。


 影山監督は最後にこんな言葉を残した。

「今回はあまり一人ひとりに『あの時はこうだったから』というフィードバックはしない」

 選手たちはメッセージをどう受け取るのか。指揮官はアジアの厳しさを痛感した彼らの成長を誰よりも待ち望んでいる。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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