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【選手権/代表校レポート】島根・立正大淞南|多彩な得点パターンを武器に日本一を目指す!

カテゴリ:高校・ユース・その他

石倉利英

2014年12月05日

常に全力で取り組んで個とチームの力を伸ばす。

石丸正太郎
3年/MF
タッチライン際を鋭く駆け上がるサイドアタッカー。守備網を力強く破るドリブルに加え、ここぞというときの得点力も魅力だ。

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 大学卒業後に赴任し、就任22年目を迎える南監督。当初から変えずに続けてきたことは多いが、そのうちのひとつが「目の前の勝利にこだわること」だ。公式戦や練習試合はもちろん、紅白戦や対人プレーの練習でも、目の前の相手に勝つことを目指す。そのために、どんな時も全力で取り組むことを、選手たちに強く求めてきた。
 
 目の前の勝利へのこだわりがなければ、次の試合、大会でも勝利を目指せるはずがない。その意識を南監督は自転車に例える。「ペダルを踏むのをやめたら、倒れてしまう」。意識を高く持ち、常に先を目指さなければいけないと、選手たちに繰り返し説く。その意識は当然、選手権でも変わらない。
 
 選手育成の観点からも「日本一を目指し続けることが、個の力を伸ばすことにつながる」と考える南監督には、忘れられない思い出がある。冒頭で述べた10年度の選手権準決勝、滝川二にPK戦で敗れた後のことだ。
 
「もちろん悔しかったですが、子どもの頃から憧れていた国立競技場に勝ち進んだこともあって、少し達成感もあったんです。でも決勝当日、観戦のために電車で国立に向かっていて、最寄り駅で降りようとしたら……。同じ車両内の人が全員、降りたんですよ。決勝を見るために。その瞬間、『満足してはいけなかった』と反省し、『立正大淞南を日本一にする』と、改めて強く思ったんです」
 
 その国立競技場はすでに改修工事に入り、しばらくは選手権で使われることもないが、たとえ舞台が変わっても、立正大淞南のスタイルは変わらない。練習で、試合で、目の前の勝利にこだわり、個とチームの力を伸ばす。その先に、悲願の日本一がある。
 
取材・文:石倉利英
 
※『高校サッカーダイジェスト』vol.7より
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