いまのミランは本田でもっていると言っても過言ではない。
本田はみずからに厳しく、誰よりも自分に多くを要求する。昨シーズンの終わりにも、サマーキャンプの間にも、そして今回もまた本田は繰り返した。自分はもっと頑張らなくてはいけない、と。ここまで6ゴールを挙げている本田はミランのチーム得点王だ。だが、それに満足せず、もっともっと多くのゴールを決めたいと望んでいる。この気持ちがあるかぎり、彼は進化しつづけるだろう。
本田がハイレベルなプレーをしていることは、誰もが認めるところだ。ストライカーたちがゴールを決めるのに苦労しているチームで、本田だけがゴールを決めている。つまり、いまのミランは本田でもっていると言っても過言ではない。
昨シーズンを見たかぎりでは、正直、ここまで良いプレーができるようになるとは想像もできなかった。年明けの1月、本田はアジアカップのためにしばらくミラノを離れる。その状況をガッリアーニ副会長は「絶体絶命だ」と表現していた。当初は話半分で聞いていたが、いまならそれも十分頷ける。
文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト)
協力・翻訳:利根川晶子
Marco PASOTTO/Gazzetta dello Sport
マルコ・パソット
1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。
本田がハイレベルなプレーをしていることは、誰もが認めるところだ。ストライカーたちがゴールを決めるのに苦労しているチームで、本田だけがゴールを決めている。つまり、いまのミランは本田でもっていると言っても過言ではない。
昨シーズンを見たかぎりでは、正直、ここまで良いプレーができるようになるとは想像もできなかった。年明けの1月、本田はアジアカップのためにしばらくミラノを離れる。その状況をガッリアーニ副会長は「絶体絶命だ」と表現していた。当初は話半分で聞いていたが、いまならそれも十分頷ける。
文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト)
協力・翻訳:利根川晶子
Marco PASOTTO/Gazzetta dello Sport
マルコ・パソット
1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。