ロナウジーニョやバルデラマetc…コパ・アメリカで名を揚げたビッグスター「5選」

カテゴリ:国際大会

沢田啓明

2019年06月15日

ブラジルの“皇帝”は得点王とMVPをダブル受賞

コパ・アメリカでの活躍により、アドリアーノはインテルでも主力へと成長していった。(C)Getty Images

画像を見る

アドリアーノ(ブラジル代表/FW)

 強靭な体躯を持ち、左足から強烈なシュートを叩き込んで「インペラトーレ」(皇帝)と呼ばれた。

 2000年、18歳でブラジルの名門フラメンゴからデビュー。01年にインテルへ移籍したが、まだ敷居が高く、中堅クラブへ貸し出された。

 ブラジル代表には00年に初招集され、22歳で04年のコパ・アメリカに出場。コスタリカ戦でハットトリックを記録するなど絶好調で、アルゼンチンとの決勝戦に臨む。終了間際までリードを許していたが、93分、ゴール前でボールを左足で浮かしながら反転し、左足を一閃。セレソンは土壇場で追いつき、PK戦を制して雄叫びを上げる。

 若きストライカーは7得点をあげ、得点王とMVPをダブル受賞した。

 この大会後、インテルで攻撃の柱となり、代表でも06年からワールドカップに連続出場した。しかし、私生活の乱れから若くして引退。結果的に、04年のこの大会が「皇帝」がブレイクすると同時にキャリアで最も輝いた時となった。

文●沢田啓明
 
【関連記事】
アルゼンチンが観客席にいた選手を使って失格危機を逃れる!? コパ・アメリカで起きた“珍事”を紹介!【現地発】
【現地発】気まぐれなネイマールの欠場はセレソンにとってプラスだ!「重し」の取れたチームが見違えるように溌溂と…
現地識者が語る“最古の世界大会”「コパ・アメリカ」の魅力。欧州にない泥臭さと究極のライバル意識、そして――
「重圧などどこ吹く風とばかりに…」海外名物記者がコパ・アメリカに臨む久保建英の“メンタル”を称賛!
若き日本代表は何位に? コパ・アメリカ出場12か国の「推定市場価格」総額をランク化!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ