ロナウジーニョやバルデラマetc…コパ・アメリカで名を揚げたビッグスター「5選」

カテゴリ:国際大会

沢田啓明

2019年06月15日

大会後にフィオレンティーナへと渡ったバティ

右足の豪快なシュートが魅力だったバティストゥータ。“バティ・ゴール”でファンを沸かせた。(C)Getty Images

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ガブリエル・バティストゥータ(アルゼンチン代表/FW)

 長髪をなびかせて疾走し、スペースへ出たパスを受けると、右足から強烈なシュートを叩き込んだ。長身を利しての空中戦にも圧倒的な強さを発揮。オールラウンドのストライカーだった。

 ニューウェルスの下部組織で育ち、19歳でデビュー。翌年、名門リバープレートへ移り、1991年、22歳で代表入りしてこの大会に挑んだ。

持ち前の決定力を遺憾なく発揮し、ノックアウト・ラウンドの宿敵ブラジル戦で右からのクロスを頭で叩き込んで、決勝ゴール。この勝利がチームを栄冠へ導き、自身も6点をあげて大会得点王に輝いた。

 この活躍が認められて、大会終了後、セリエAのフィオレンティーナへ移籍。ここでもゴールを量産し、以後、世界的なスターへの道をひた走った。
 
エンツォ・フランチェスコリ(ウルグアイ代表/FW)

 暴力的なハードタックルを、流麗な身のこなしでひらりとかわす。相手守備陣の弱点を瞬時に見つけ、ピンポイントで決定的なパスを送り込む。自らも硬軟織り交ぜたシュートを決める----。「エル・プリンシベ」(プリンス)と呼ばれたこの男のプレーは、何とも華麗だった。

 1980年、18歳でウルグアイの中堅クラブでデビューし、83年にアルゼンチンの名門リバープレートへ。この年のコパ・アメリカに21歳で初出場すると、いきなりチームの攻撃を牽引。宿敵ブラジルとの決勝戦第1レグで直接FKを叩き込んで勝利の立役者となり、チームは第2レグを引き分けて優勝。ウルグアイが生んだプリンスは、大会MVPに輝いた。
 
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