これまで味わい続けた苦い経験を決勝でしっかりと生かした。だからこそ、長年閉じたままだった全国の扉をこじ開けることが出来た。
「正直、25歳で監督をやらせてもらって、右も左も分からないなかで初めて、試行錯誤をしてようやく今までの５年間の経験が実を結んだと思います。このチームは全国で戦える力があると思うし、インターハイでは選手権につなげるために１試合でも多く戦いながら、課題を取り組んでいきたい」
近年、新潟県勢は選手権において、日本文理と帝京長岡が２年連続でベスト８に進んでいるが、インターハイでは2011年度に新潟明訓がベスト８に進んでからは、初戦敗退と厳しい結果を突きつけられている。
「まずは久しぶりの新潟県勢勝利とベスト8の壁を破りたい」
新潟の代表として、北越は９年ぶりの全国の舞台で躍動できるのか。沖縄の地での躍進に期待したい。
取材・文●安藤隆人（サッカージャーナリスト）
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