「勝つことにこだわる」なら、不十分なパフォーマンスの選手には早く見切りをつける必要も…
結成半年で選手を見極めている段階なので、GK以外の招集選手を全員使ったことは評価出来る。しかもヴァイッド・ハリルホジッチ監督とは違って、すべて適性ポジションで起用した。新しい収穫もあった。鎌田大地はゼロトップ型FWとして上下動してボールを引き出す可能性は見せたし、橋本拳人も今までのラインナップにない球際の強さをアピールした。ヘーレンフェーンのスタメンでプレーし続ける小林祐希は想定通りの安定を示し、人材難の左サイドバックでは安西幸輝の活力が救いだ。親善試合なので、リトマス試験紙のデータ収集に主眼が置かれる。ただし本当に「勝つことにこだわる」なら、特にボリビア戦は、既に十分なデータを取得済みで不十分なパフォーマンスの選手は、もっと早く見切りをつける必要があった。
現実的には、招集制限の厳しいコパ・アメリカで結果を望むのは難しい。ただし改めて現状を見る限り、そこでベテランを再招集して辻褄を合わせるなら、ひとつでも多くの原石を磨くことを優先した方が良さそうだ。
取材・文●加部 究(スポーツライター)
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