3.11を越えて サッカーで福島にポジティブを

カテゴリ:特集

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月11日

地域の課題解決につなげる

試合前にはファンがピッチレベルで選手たちを間近に見られる取り組みなど、ファンをつなげる取り組みも多い。

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2018年シーズンは、リーグ開幕戦を3月11日に福島で実施。試合後、スタジアム全体で黙祷を行なった。

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 昨シーズンの開幕戦は、震災から7年となる3月11日に開催。東日本大震災追悼セレモニーが行なわれ、両チームの選手やスタッフ、スタンドの観客が黙祷を捧げた。

 サポーターの掲げた横断幕には、『3・11福島でサッカーが出来る今日の喜び この日常を感謝と共に未来へ繋げよう』の文字があった。
「震災から8年経って、関東で風化していくには仕方のないこと。でも、福島はまだ全然だし、『忘れないように』という活動も我々の使命なのかな、と思っています」

「福島の景気は悪くなっているし、企業スポンサーの撤退や減額が正直出ている。でも、福島ユナイテッドFCは、チームは強くないけど、福島でやっているプロクラブがあることで、『福島は元気なんだ』と思ってもらえる。桃の事業でも福島市中心市街地活性化にしても、福島ユナイテッドFCがあって良かったと思ってもらえる。サッカーを通してポジティブなことを伝える。やり続けていくことが大事だと思います」
 
 J3を戦う福島ユナイテッドFCは3月9日に行なわれた藤枝MYFCとのアウェーゲームで、2019年シーズンのスタートを切った。(結果は0-1で敗戦)

「地域リーグだった2012年の天皇杯では、当時J2の甲府とJ1の新潟に勝って福島の街がサッカーで盛り上がったのを感じましたし、スポーツが街にもたらすことのできる良さを実感しました。農業は、勝つか負けるか、だけじゃない、コミュニティの助けになること。福島だからこそ、そういうものをやっていこうと思っています」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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