夏限定の「桃ユニフォーム」に込められた想い

夏限定で着用する桃ユニフォームは、福島県産品への風評の払しょくを目的に2017年にスタートした。写真:福島ユナイテッドFC

若手選手を中心に8月のリーグ中断期間中にタイへ赴いた福島ユナイテッドFCは、桃のPRとともに現地クラブと試合を行なった。写真:福島ユナイテッドFC
そこで福島ユナイテッドFCは、スタジアムを訪れた人にPRする活動に加え、ニュースで試合結果を見た人たちにも、福島産品について知ってもらうきっかけを作ろうと、福島を代表する果物である桃をモチーフにした3rdユニフォームを2017年より夏限定で着用している。
桃のシーズンに合わせて着用する桃ユニフォームは、福島県産品への風評の払しょくにつなげる福島県との共同企画。2018年の桃ユニフォームは、桃をイメージさせるピンクをベースに、円をグラデーションでデザインし、柔らかな桃を表現。福島で人々がつながり、大きな輪となっていくことをイメージしたものに。
その桃ユニフォームが、昨年8月に福島の桃とともに海を渡った。福島県がタイでの販売に力を入れており、福島県産の桃のPRのために福島ユナイテッドFCの選手たちがタイの百貨店やスーパーで桃の試食などのPR活動を実施。地元チームとも試合を行なった。
「桃ユニフォームはクラブとして単体ではなく、県とタッグを組んでやったことで、タイでのPR活動もそう。福島県がタイでの農作物の販売に力を入れており、われわれも桃のPR活動をしていて、ちょうど福島県が目指すことに役立てると思った」と双方の思いがひとつになった。
1993年に10チームでスタートしたJリーグ。2019年にはカテゴリーもJ1からJ3まで広がり、チーム数も55クラブにまで増えた。
「Jリーグでも、『もっとコミュニティに役立つクラブになるように』と(村井満)チェアマンが言われます。Jクラブが日本各地に50チーム以上になって、それぞれ大きな特徴を持っていく必要がある。ただ、『こういうクラブだよね』と認識されるクラブはまだまだ多くない。特徴を持たないと認知してもらえない。福島ユナイテッドFCは、選手が農業をして、町のイベントにも参加してる。そういう風に、地域の課題解決につながる活動を続けていくことが大事だと思っています」
タイに遠征したことのメリットとして、タイのクラブとの新しいつながりがあったと竹鼻は語る。
「試合を行ったのは、エアフォースセントラルという元空軍のチームで、今は、軍人のいない、普通のチーム。セントラルという大会社がオーナーで、『次から、これから何ができるか、が大事』と言われています」
「来年はタイから福島に来てもらったり、毎夏実施している小学生の大会にタイからチームに来てもらうなどすれば、福島県が推進しているインバウンドにもなる。クラブが地域に役に立てることが増えていっています」と、風評の払しょくが経済効果にもつながっていく。
桃のシーズンに合わせて着用する桃ユニフォームは、福島県産品への風評の払しょくにつなげる福島県との共同企画。2018年の桃ユニフォームは、桃をイメージさせるピンクをベースに、円をグラデーションでデザインし、柔らかな桃を表現。福島で人々がつながり、大きな輪となっていくことをイメージしたものに。
その桃ユニフォームが、昨年8月に福島の桃とともに海を渡った。福島県がタイでの販売に力を入れており、福島県産の桃のPRのために福島ユナイテッドFCの選手たちがタイの百貨店やスーパーで桃の試食などのPR活動を実施。地元チームとも試合を行なった。
「桃ユニフォームはクラブとして単体ではなく、県とタッグを組んでやったことで、タイでのPR活動もそう。福島県がタイでの農作物の販売に力を入れており、われわれも桃のPR活動をしていて、ちょうど福島県が目指すことに役立てると思った」と双方の思いがひとつになった。
1993年に10チームでスタートしたJリーグ。2019年にはカテゴリーもJ1からJ3まで広がり、チーム数も55クラブにまで増えた。
「Jリーグでも、『もっとコミュニティに役立つクラブになるように』と(村井満)チェアマンが言われます。Jクラブが日本各地に50チーム以上になって、それぞれ大きな特徴を持っていく必要がある。ただ、『こういうクラブだよね』と認識されるクラブはまだまだ多くない。特徴を持たないと認知してもらえない。福島ユナイテッドFCは、選手が農業をして、町のイベントにも参加してる。そういう風に、地域の課題解決につながる活動を続けていくことが大事だと思っています」
タイに遠征したことのメリットとして、タイのクラブとの新しいつながりがあったと竹鼻は語る。
「試合を行ったのは、エアフォースセントラルという元空軍のチームで、今は、軍人のいない、普通のチーム。セントラルという大会社がオーナーで、『次から、これから何ができるか、が大事』と言われています」
「来年はタイから福島に来てもらったり、毎夏実施している小学生の大会にタイからチームに来てもらうなどすれば、福島県が推進しているインバウンドにもなる。クラブが地域に役に立てることが増えていっています」と、風評の払しょくが経済効果にもつながっていく。