• トップ
  • ニュース一覧
  • 負ければゴミ扱いの世界で抱く夢――“神様”に憧れた日本の少年がアルゼンチンでプロになるまで【後編】

負ければゴミ扱いの世界で抱く夢――“神様”に憧れた日本の少年がアルゼンチンでプロになるまで【後編】

カテゴリ:海外日本人

チヅル・デ・ガルシア

2019年01月31日

家族への想いも背負う男の夢は?

アルゼンチンでようやくアピールの場を手に入れた後藤が抱く夢とは一体何なのか? (C) Javier Garcia MARTINO

画像を見る

 人生を懸けた厳しい勝負の世界に身を投じ、挑戦し続ける後藤。そんな彼を日本から応援してくれている家族には、感謝の気持ちが尽きない。

「去年、大好きだったお祖母ちゃんが亡くなったんです。いつも『日本でサッカー選手になればいいのに』と言われていたんですが、その度に胸が締めつけられるような思いでした。実は、デビュー戦でゴールを決めた日は、ちょうどお祖母ちゃんの四十九日だったんですよ」

 家族への想いを背負う後藤に「将来の夢は?」と聞いた。すると、瞳を輝かせて「リベルタドーレスでプレーすること」と答えてくれた。

 今時の若者なら、リオネル・メッシに憧れてチャンピオンズ・リーグ出場を夢に見るのが一般的だろう。だが、マラドーナに憧れた後藤は、南米王者を決する戦いに身を投じることを望んでいる。故郷から遠く離れたアルゼンチンで、歓喜の声に包まれる日、そう、彼をこの地に導いた「La Mano de Dios」の歌詞にあるような瞬間を夢に描きながら――。

「Sembró alegría en el pueblo, regó de gloria este suelo(人々に歓びの種をもたらし、大地に栄光の水を撒いた)」

取材・文●チヅル・デ・ガルシア
【関連記事】
人生を変えたマラドーナへの賛歌――“神様”に憧れた日本の少年がアルゼンチンでプロになるまで【前編】
地球の裏側には体罰、苛めのない別世界があった…アルゼンチン留学の橋渡しをする日本人コーディネーターの想い
アルゼンチンの名門クラブで研鑽を積む16歳の大器、ワシノ・ハルキとは何者か
いわきFCから世界へ“羽ばたく”。青森山田高のバスケス・バイロンが新体制発表会で決意表明!!
【日本代表PHOTO】現地からお届け!毎日更新!「アジアカップ」&「UAE」フォトギャラリーまとめ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ