「どれだけ努力をし続けたとしても引退をする日は必ずやってきます。自分にとってサッカー以上に打ち込めるものがあるかどうかは、まだ分かりません。だからこそ、時間があるオフ期間にいろいろと考えることは大事です。こうしたワークショップがあるのはとてもありがたい」と話すのは武藤雄樹。飲食店業務やワインに興味があるとのことで、引退後には関連業務に着手することも選択肢のひとつにあるようだ。
選手を他クラブに移籍させたり、時には契約交渉が長期化したり。ともすれば暗躍しているようなイメージをも持たれがちな代理人という職業だが、あらためて言うまでもなく、そうした作業だけで生計を立てられるほど簡単な業務ではない。日々選手に寄り添い、選手の未来をともに描きながらサポートするからこそ、選手は大きな不安なくサッカーに集中できる。そうした環境整備に力を尽くすこともまた、代理人の重要な仕事なのである。
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