「できるだけ多くの選手に不安なく笑顔で新たなステージへと進んでほしい」
この日は武藤雄樹らJリーガーの他に陸上の寺田明日香、ビーチバレーの草野歩などサッカー以外のアスリートも参加。決して大規模ではないながらも、プロとしての意識を高めようというアスリートたちが競技の垣根を越えて集っていた。
ワークショップの中身は三部構成。第一部では元エイベックス社 コミュニケーション本部長の高田裕充氏が登壇し“セルフブランディングについて”というタイトルでファン創りの重要性やその創り方、SNSの活用法などを紹介。第二部ではかつて福岡や新潟でプレーし、現在はアサヒビール株式会社東京統括支社東京支店課長補佐として営業職を務める元Jリーガーの千代反田充氏が登壇。自身の経験をもとに“現役中にやっておけばよかったこと、工夫していたこと”のタイトルで講義がなされ、どちらの講義もいますぐに活用できそうな部分が多かったのか、どのアスリートも熱心にメモを取っていた。
そして第三部では東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会イノベーション推進室エンゲージメント企画部長である天野春果氏がマイクを握った。富士通からの出向で同職を担っている天野氏は、川崎をJリーグ屈指の地域密着クラブへと成長させたことで知られている。“僕は今から選手になれないけれど、選手は一流の事業スタッフになれる”と銘打ち、自身の現在を紹介したうえで、アスリートとしての価値を高め、充実した引退後を過ごすためのノウハウを熱く伝えた。
野村氏はこう説明する。
「私個人としては『セカンドキャリア』という言葉が苦手です。プロ選手でいられる時間は永遠ではなく、終わりは必ず訪れます。そこから始まるキャリアが2番手(セカンド)という位置づけでいいはずがなく、むしろプロアスリートとしてのキャリアよりも時間は長く、より重要なものになるかもしれない。私は選手の仲介人業務を行っていますが、契約選手はもちろん、できるだけ多くの選手に不安なく笑顔で新たなステージへと進んでほしい。クラブとの契約交渉ばかりではなく、そういった環境を選手に提供することも、仲介人の大事な仕事の一部だと考えていますし、それが当社のスタンスです」
ワークショップの中身は三部構成。第一部では元エイベックス社 コミュニケーション本部長の高田裕充氏が登壇し“セルフブランディングについて”というタイトルでファン創りの重要性やその創り方、SNSの活用法などを紹介。第二部ではかつて福岡や新潟でプレーし、現在はアサヒビール株式会社東京統括支社東京支店課長補佐として営業職を務める元Jリーガーの千代反田充氏が登壇。自身の経験をもとに“現役中にやっておけばよかったこと、工夫していたこと”のタイトルで講義がなされ、どちらの講義もいますぐに活用できそうな部分が多かったのか、どのアスリートも熱心にメモを取っていた。
そして第三部では東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会イノベーション推進室エンゲージメント企画部長である天野春果氏がマイクを握った。富士通からの出向で同職を担っている天野氏は、川崎をJリーグ屈指の地域密着クラブへと成長させたことで知られている。“僕は今から選手になれないけれど、選手は一流の事業スタッフになれる”と銘打ち、自身の現在を紹介したうえで、アスリートとしての価値を高め、充実した引退後を過ごすためのノウハウを熱く伝えた。
野村氏はこう説明する。
「私個人としては『セカンドキャリア』という言葉が苦手です。プロ選手でいられる時間は永遠ではなく、終わりは必ず訪れます。そこから始まるキャリアが2番手(セカンド)という位置づけでいいはずがなく、むしろプロアスリートとしてのキャリアよりも時間は長く、より重要なものになるかもしれない。私は選手の仲介人業務を行っていますが、契約選手はもちろん、できるだけ多くの選手に不安なく笑顔で新たなステージへと進んでほしい。クラブとの契約交渉ばかりではなく、そういった環境を選手に提供することも、仲介人の大事な仕事の一部だと考えていますし、それが当社のスタンスです」