「監督から腕章を差し出された時は正直、ビックリした」

開幕前の移籍騒動から一転、2018年まで契約を更新し、ジェラード不在の試合ではキャプテンマークを巻く。「やる気と決意が本物だと周囲が認めてくれた証明だ」と胸を張った。 (C) Getty Images
――ダニエル・スターリッジと抜群のパートナーシップを築き上げているよね。お互いをよく理解しているように映るけど、実際はどう?
「ダニエルとのプレーは楽しいし、とても良い関係を築けている。ふたりとも得点するのが好きなんだ。チームのなかにゴールスコアラーが2人、3人いるのはとても大切なこと。チームに自信を与えるからね。シーズン序盤、俺が出場停止を食らっていた時期は、ダニエルが得点を重ねてくれた。その一方で、彼が怪我で戦線離脱した時には、俺がゴールを量産した。ひとりの選手におんぶに抱っこじゃない状況は、チームにとって最高に健全さ」
――ゴールと言えば、ルイスはここ5試合不発だけど(インタビュー直後の28節サウサンプトン戦で6試合ぶりの得点)、イライラしたりしない?
「いや、それはない。個人よりもチームが大事なんだ。自分が点を取らなくてもチームが勝てば問題ない。昨シーズンも6試合ノーゴールなんて時期があったけど、まるで気にならなかった。サイドでプレーする試合もあるし、その時も与えられた仕事を一生懸命こなしてる。チームのためにプレーするだけさ。ゴールを決めるのが誰かなんて、まったく問題じゃないね。ダニエルでも誰でもチームのために得点してくれたら、嬉しいよ」
――昨年12月にジェラードが怪我で出場できなかった試合で、ロジャース監督からキャプテンマークを託されたね。
「ほんの4、5年前まではリバプールをテレビで観て憧れていた俺が、いまではアンフィールドでプレーして、キャプテンマークまで託された。当然特別な喜びを感じたさ。リバプールでキャプテンを務めたのは、偉大な選手ばかりだ。ガッファーがアームバンド(腕章)を差し出したときは、正直、ビックリした。だってほかにも、チームにはビッグプレーヤーがたくさんいるからね。驚いた半面、とても誇らしかった。リバプールでキャプテンを務められる存在だと思ったことなんて、一度もなかったからな。いろいろと問題があって、それでもサポーターや監督、チームメイトのみんながすべてを水に流して、許してくれた。キャプテンは、クラブとチームメイトが俺のやる気と決意が本物だと認めてくれた証明だと思うんだ。さらなる自信につながったけど、一番大事なのは全員がチームのためにプレーすることだ」
――最後の質問だ。昨シーズの終わりにチェルシーのブラニスラフ・イバノビッチに噛みついて10試合の出場停止処分を受け、ルイスはリバプールを離れたいとそう公言した。それがいまでは、得点ランクのトップを快走中で、2018年まで契約を更新した。この短期間での状況の大転換は、ルイス本人にとってもサプライズなんじゃない?
「ホント、信じられないくらいの変貌ぶりだよな。自分でも驚いてるよ(笑)。ピッチの上でもそれ以外でも、現状にはとても満足してる。自分だけじゃなく家族もハッピーで、それは俺にとってなによりも大切なことなんだ。たしかに、すべてがうまくいってるけど、でもそれだけじゃダメ。ここで立ち止まらず、前進を続けるそれが大事さ。クラブのためにベストを尽くす、ただそれだけだ」
interview by James PEARCE/Liverpool Echo
インタビュー:ジェームズ・ピアース/リバプール・エコー
翻訳:松澤浩三
「ダニエルとのプレーは楽しいし、とても良い関係を築けている。ふたりとも得点するのが好きなんだ。チームのなかにゴールスコアラーが2人、3人いるのはとても大切なこと。チームに自信を与えるからね。シーズン序盤、俺が出場停止を食らっていた時期は、ダニエルが得点を重ねてくれた。その一方で、彼が怪我で戦線離脱した時には、俺がゴールを量産した。ひとりの選手におんぶに抱っこじゃない状況は、チームにとって最高に健全さ」
――ゴールと言えば、ルイスはここ5試合不発だけど(インタビュー直後の28節サウサンプトン戦で6試合ぶりの得点)、イライラしたりしない?
「いや、それはない。個人よりもチームが大事なんだ。自分が点を取らなくてもチームが勝てば問題ない。昨シーズンも6試合ノーゴールなんて時期があったけど、まるで気にならなかった。サイドでプレーする試合もあるし、その時も与えられた仕事を一生懸命こなしてる。チームのためにプレーするだけさ。ゴールを決めるのが誰かなんて、まったく問題じゃないね。ダニエルでも誰でもチームのために得点してくれたら、嬉しいよ」
――昨年12月にジェラードが怪我で出場できなかった試合で、ロジャース監督からキャプテンマークを託されたね。
「ほんの4、5年前まではリバプールをテレビで観て憧れていた俺が、いまではアンフィールドでプレーして、キャプテンマークまで託された。当然特別な喜びを感じたさ。リバプールでキャプテンを務めたのは、偉大な選手ばかりだ。ガッファーがアームバンド(腕章)を差し出したときは、正直、ビックリした。だってほかにも、チームにはビッグプレーヤーがたくさんいるからね。驚いた半面、とても誇らしかった。リバプールでキャプテンを務められる存在だと思ったことなんて、一度もなかったからな。いろいろと問題があって、それでもサポーターや監督、チームメイトのみんながすべてを水に流して、許してくれた。キャプテンは、クラブとチームメイトが俺のやる気と決意が本物だと認めてくれた証明だと思うんだ。さらなる自信につながったけど、一番大事なのは全員がチームのためにプレーすることだ」
――最後の質問だ。昨シーズの終わりにチェルシーのブラニスラフ・イバノビッチに噛みついて10試合の出場停止処分を受け、ルイスはリバプールを離れたいとそう公言した。それがいまでは、得点ランクのトップを快走中で、2018年まで契約を更新した。この短期間での状況の大転換は、ルイス本人にとってもサプライズなんじゃない?
「ホント、信じられないくらいの変貌ぶりだよな。自分でも驚いてるよ(笑)。ピッチの上でもそれ以外でも、現状にはとても満足してる。自分だけじゃなく家族もハッピーで、それは俺にとってなによりも大切なことなんだ。たしかに、すべてがうまくいってるけど、でもそれだけじゃダメ。ここで立ち止まらず、前進を続けるそれが大事さ。クラブのためにベストを尽くす、ただそれだけだ」
interview by James PEARCE/Liverpool Echo
インタビュー:ジェームズ・ピアース/リバプール・エコー
翻訳:松澤浩三