【日本代表】10月シリーズの注目ポイントを解説!楽しみなのは世代間の融合と…

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2018年10月11日

3-4-2-1で注目はウイングバックの動きだ

3-4-2-1でウイングバックを務めそうなのが長友だ。森保監督の期待に応えられるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 気になるシステムについては、もしコスタリカ戦で採用した4-4-2でゲームをスタートしたとしても、どこかで3-4-2-1のテストを行なうだろう。
 
 森保監督は以前から「柔軟に戦うことが大事。チームとしての引き出しを増やしたい」と口にしており、対戦相手によってシステムを臨機応変に使い分ける意向を示している。それだけに、10月シリーズでも4バックと3バックを併用するはずだ。
 
 もっともアジアカップまでの限られた準備期間で自らの代名詞と言える3-4-2-1をチームに浸透させる必要もある。「どのシステムでも原理原則は変わらない」と指揮官は話すが、できるだけ実戦で試しておかなければ、いざという時に機能しない恐れがある。
 
 ちなみに今回の招集メンバーを3-4-2-1にはめ込むと、次のような形になるか。GKは東口順昭、最終ラインは吉田、槙野智章、佐々木翔、両ウイングバックは長友、酒井、ボランチは青山、遠藤、シャドーは中島、南野、1トップは大迫。
 
 3-4-2-1の特長は攻撃時と守備時に形を変えられる点にある。例えば攻撃時はウイングバックが高い位置を取って3-2-5となり、守備時にはウイングバックが最終ラインまで落ち、5-4-1となる。
 
 さらに2ボランチのひとりが最終ラインに落ち、3バックの両ストッパーがSBの位置まで開くと、4-1-5としても振る舞える。
 
 そのため同システムをスムーズに運用するために鍵を握るのはストッパーとウイングバックで、特にウイングバックは状況に合わせた柔軟なポジション取りが求められる。レギュラーは長友と酒井が担いそうだが、彼らの動きに注目するのも面白いだろう。
 
 森保監督は「両チーム(パナマ、ウルグアイ)とも非常に力があるため、日本代表の強化や成長につながると思います。相手チームももちろんですが、自分たちが何をできるかをしっかり考えていきたい」と意気込む。果たしてどんなサッカーを見せてくれるのか。新たなスタートを切った日本代表がさらなる追い風に乗れるのか、楽しみにしたい。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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