リオ五輪世代を軸に世代間の融合を図れるか
そのなかで10月シリーズの注目ポイントは2点だ。ひとつは中島、南野、堂安ら若手と長友らベテランの融合。そしてコスタリカ戦では試さなかった3-4-2-1のテストである。
まず世代間の融合では、指揮官は難しい舵取りを求められる。チームの中心を担うのは中島、南野、遠藤航らリオ五輪世代となるのは間違いないが、彼らを軸に、青山敏弘、長友、吉田ら北京五輪世代、大迫、柴崎らロンドン五輪世代、そして堂安、冨安健洋ら東京五輪世代を上手く“ブレンド”できるかが鍵となる。
ただ新陳代謝を図りつつ、経験豊富なメンバーの力も取り入れる作業はそう簡単ではないだろう。コスタリカ戦の勢いを維持しながら、チームのクオリティを上げていく。指揮官の腕の見せどころだ。
ちなみに9月シリーズでは青山がキャプテンを担ったが、今後は誰が務めるのかも気になるところだ。森保監督は愛弟子である青山をこのまま中軸に据えるのか、はたまた守備リーダーとして期待される吉田らに腕章を託すのか興味深い。
まず世代間の融合では、指揮官は難しい舵取りを求められる。チームの中心を担うのは中島、南野、遠藤航らリオ五輪世代となるのは間違いないが、彼らを軸に、青山敏弘、長友、吉田ら北京五輪世代、大迫、柴崎らロンドン五輪世代、そして堂安、冨安健洋ら東京五輪世代を上手く“ブレンド”できるかが鍵となる。
ただ新陳代謝を図りつつ、経験豊富なメンバーの力も取り入れる作業はそう簡単ではないだろう。コスタリカ戦の勢いを維持しながら、チームのクオリティを上げていく。指揮官の腕の見せどころだ。
ちなみに9月シリーズでは青山がキャプテンを担ったが、今後は誰が務めるのかも気になるところだ。森保監督は愛弟子である青山をこのまま中軸に据えるのか、はたまた守備リーダーとして期待される吉田らに腕章を託すのか興味深い。
もっとも世代交代を含めたチーム作りは4年前の代表とは少々異なるかもしれない。ブラジル・ワールドカップ後に就任したハビエル・アギーレ監督は当初のテストマッチまでは代表経験の浅い選手にチャンスを与えたが、アジアカップ前の親善試合では、前任のアルベルト・ザッケローニ監督の下で主軸を担った遠藤保仁らを呼び戻し、経験豊富なメンバーで大会に臨んだ。しかしUAEにPK戦の末に敗れ、ベスト8で涙を飲んだ。
対して森保監督が見据えるべきなのは20年の東京五輪だ。アジアカップは優勝を求められるが、チームとして経験を積み、東京五輪、そして22年のカタール・ワールドカップへ還元できるかも大事になる。
そのため森保監督は長期的なプランを立てているように感じられる。となれば10月シリーズは9月シリーズと同様にテスト色の濃い内容になるかもしれない。特にパナマ戦はチームとしての戦いより、“選手たちのアピールの場”となっても不思議はない。現に森保監督も「怪我がなければフィールドプレーヤー20人とGK3人を招集している中で、2試合でより多くの選手を試すことを考えています」と口にしている。
ただし、ウルグアイは予備登録メンバーにエディソン・カバーニ、ディエゴ・ゴディンら主力を選出する“本気”を見せているだけに、できれば日本も現在のベストチームでぶつかり、自らの立ち位置を探りたいところだ。
対して森保監督が見据えるべきなのは20年の東京五輪だ。アジアカップは優勝を求められるが、チームとして経験を積み、東京五輪、そして22年のカタール・ワールドカップへ還元できるかも大事になる。
そのため森保監督は長期的なプランを立てているように感じられる。となれば10月シリーズは9月シリーズと同様にテスト色の濃い内容になるかもしれない。特にパナマ戦はチームとしての戦いより、“選手たちのアピールの場”となっても不思議はない。現に森保監督も「怪我がなければフィールドプレーヤー20人とGK3人を招集している中で、2試合でより多くの選手を試すことを考えています」と口にしている。
ただし、ウルグアイは予備登録メンバーにエディソン・カバーニ、ディエゴ・ゴディンら主力を選出する“本気”を見せているだけに、できれば日本も現在のベストチームでぶつかり、自らの立ち位置を探りたいところだ。