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イニエスタにリージョが加わっても… バルサ化を図る神戸が乗り越えるべきいくつかの課題

カテゴリ:Jリーグ

吉田治良

2018年09月25日

リージョ流のポジショナルプレーを浸透させるには時間がかかるが…

バルサ化へ急速に人材を揃えつつある神戸だが、中身が伴うにはまだしばらく時間がかかりそうだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 この日のシステムと選手起用に、まだビザの関係でチームを指揮できないリージョ監督の意向が含まれていたかどうかは分からない。選手の特性を見極め、適材適所をモットーとするリージョだけに、おそらく多くを助言してはいないだろう。
 
 いずれにしても、ボールを保持できず、シュートも打てず、ミスを重ねて失点するチームを見て、「これは相当な時間がかかりそうだ」と思ったに違いない。
 
 果たして、「バルサ化」を急ぐ神戸のフロントが、それを許すかどうか。そうでなくとも、理論が先立つリージョ流のポジショナルプレーを浸透させるには時間がかかるのだ。
 
 しかし、ひとつはっきりと言えるのは、ポゼッションのなんたるかをチームとして理解せぬまま「バルサ化」を叫び、タレントをかき集め、優秀な指導者を招き入れても、つまりは不毛の大地に種をまき続けても、芽は出ないということだ。
 
 イニエスタが健在なうちに、ACLの常連に──。焦る気持ちは分かるが、本気でバルサに近づこうとするのであればなおさら、ここはリージョの下でじっくりと腰を据え、まずは丹念に土を耕すべきではないだろうか。
 
 その必要性を痛感させられた浦和戦だった。
 
取材・文●吉田治良(スポーツライター)
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