だからこそ、森保監督が最適任者なのだ。
森保監督は日本国外で指導した経験がない。懸念材料のひとつではあるだろう。
とはいえ、ドイツやブラジル、フランス、イングランドといった列強国は、自国のクラブチームにどれだけ外国籍監督が増えても、ナショナルチームだけは自国の監督に指揮を執らせてきた。もはや拘りであり、誇りである。その絶え間ない繰り返しが歴史と伝統を生み、自国人監督の成長を促すのではないだろうか。その点で、西野監督は本当に大きな仕事をした。日本協会がそこまで腹をくくれるだけの流れを、わずか3か月で作り上げてしまったのだから。
とはいえ、ドイツやブラジル、フランス、イングランドといった列強国は、自国のクラブチームにどれだけ外国籍監督が増えても、ナショナルチームだけは自国の監督に指揮を執らせてきた。もはや拘りであり、誇りである。その絶え間ない繰り返しが歴史と伝統を生み、自国人監督の成長を促すのではないだろうか。その点で、西野監督は本当に大きな仕事をした。日本協会がそこまで腹をくくれるだけの流れを、わずか3か月で作り上げてしまったのだから。
はっきり言おう。新生日本代表は間違いなく弱い。世代交代に着手するのだから当然だし、不可避な痛みだ。長谷部誠、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司といった中心選手たちに代わり、新しい顔がどんどん出てくる。そして、浮かんでは消えていく。最初は上手く行かないことも多いだろう。批判も相当なものになるかもしれない。
だからこそ、森保監督が最適任者なのだ。彼ならこつこつと積み上げながら、その都度でベストな答を見つけ出していくだろう。はっきり言おう。わたしは大いに期待している。
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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。
だからこそ、森保監督が最適任者なのだ。彼ならこつこつと積み上げながら、その都度でベストな答を見つけ出していくだろう。はっきり言おう。わたしは大いに期待している。
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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。