猛暑の中でも容赦なく続くハードスケジュールにどう対応するのか
さらに、今のところあまり切れが良くない左SBの松原后がコンディションを上げてくれば、攻撃の迫力は増してくるはずだ。
こうして具体的に振り返ってみても、明るい要素が多いのは間違いないが、それらは全て選手たちがよく動けているという前提があってこその話。11人全員のハードワークが大前提のチームなので、猛暑の中の連戦で選手のコンディションが落ちてくると、あらゆる面で悪影響が表われ、全体のパフォーマンスは大きく低下してしまう。良いところなく甲府に敗れた先週の天皇杯3回戦は、その典型例だった。
今節で動きが良かったのは明らかに清水のほうだが、C大阪は中断期間でハードなトレーニングを積んできて、現時点では少し重さが残っていたのかもしれない。逆に中断期間での清水は、リフレッシュのほうに重点を置き、体力面の積み上げや追い込みはあまり行なっていない。
こうして具体的に振り返ってみても、明るい要素が多いのは間違いないが、それらは全て選手たちがよく動けているという前提があってこその話。11人全員のハードワークが大前提のチームなので、猛暑の中の連戦で選手のコンディションが落ちてくると、あらゆる面で悪影響が表われ、全体のパフォーマンスは大きく低下してしまう。良いところなく甲府に敗れた先週の天皇杯3回戦は、その典型例だった。
今節で動きが良かったのは明らかに清水のほうだが、C大阪は中断期間でハードなトレーニングを積んできて、現時点では少し重さが残っていたのかもしれない。逆に中断期間での清水は、リフレッシュのほうに重点を置き、体力面の積み上げや追い込みはあまり行なっていない。
8月以降からリーグ終盤にかけて、どちらが動けるチームになっているのか。今の段階では何とも言えないが、清水にとってはチームの浮沈を左右する大きな要素になる。今年のあきれるほどの猛暑の中でも容赦なくハードスケジュールが続くのは、Jリーグならではの宿命だが、北欧(スウェーデン)出身の指揮官はどう対処していくのか。そこも清水の今後を占ううえで大きな注目点となるだろう。
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)