クロアチア――実質1試合多く戦ってきた代償は大きく…。
[ロシアW杯 決勝]フランス4-2クロアチア/7月15日/ルジニキ(モスクワ)
【クロアチア|採点・寸評】
チーム 5
前線からの激しいプレスでボールを奪い、フランスに攻撃させる機会を与えなかった前半は完璧に近い出来だった。ここでリードを奪いたかったが、弱点であるセットプレーから2失点を喫し、後半はエムバペやポグバに個の力の差を見せつけられた。決勝に辿り着くまでにフランスより実質1試合多く戦ってきた(延長戦30分×3試合)代償は大きく、試合終盤は蓄積疲労と焦りから細かいミスが散見された。
[GK]
23 ダニエル・スバシッチ 5
前半は流れの中でほとんど守備機会がなく、FKとPKによる失点の非はない。53分にはエムバペの決定機を的確な飛び出しで防いだ。敵の3、4点目となるミドルにまったく反応できなかったのが悔やまれる。
[DF]
2 シメ・ヴルサリコ 5.5
フリーランニングが光った前半は、右サイドからの仕掛けに厚みをもたらす。ただ、後半はゴールの気配を感じさせないロングシュートで攻撃を終わらせるなどブレーキに。試合終盤は3バックの右CBを務めた。
3 イバン・ストゥリニッチ 5(81分OUT)
チームが攻勢を強めていた時間帯には、積極的な攻撃参加で相手エリア内への進入も。苦戦が否めなかったのはエムバペへの対応だ。鋭いドリブル突破も、裏のスペースへの飛び出しも阻止できなかった。
6 デヤン・ロブレン 5.5
セットプレーのチャンスだった43分に至近距離からシュートを放つも、惜しくも相手のブロックに阻まれる。ジルーを相手に制空権を握るなど健闘したが、失点を防ぐようなビッグな働きはこなせなかった。
21 ドマゴイ・ヴィーダ 5
ロリスのロングキックをきっちりクリアすべき場面で、エムバペのプレッシャーを感じてか後ろに逸らす。そのミスで与えたCKが2点目に繋がった。気迫のこもったスライディングなどは買えたが。
【クロアチア|採点・寸評】
チーム 5
前線からの激しいプレスでボールを奪い、フランスに攻撃させる機会を与えなかった前半は完璧に近い出来だった。ここでリードを奪いたかったが、弱点であるセットプレーから2失点を喫し、後半はエムバペやポグバに個の力の差を見せつけられた。決勝に辿り着くまでにフランスより実質1試合多く戦ってきた(延長戦30分×3試合)代償は大きく、試合終盤は蓄積疲労と焦りから細かいミスが散見された。
[GK]
23 ダニエル・スバシッチ 5
前半は流れの中でほとんど守備機会がなく、FKとPKによる失点の非はない。53分にはエムバペの決定機を的確な飛び出しで防いだ。敵の3、4点目となるミドルにまったく反応できなかったのが悔やまれる。
[DF]
2 シメ・ヴルサリコ 5.5
フリーランニングが光った前半は、右サイドからの仕掛けに厚みをもたらす。ただ、後半はゴールの気配を感じさせないロングシュートで攻撃を終わらせるなどブレーキに。試合終盤は3バックの右CBを務めた。
3 イバン・ストゥリニッチ 5(81分OUT)
チームが攻勢を強めていた時間帯には、積極的な攻撃参加で相手エリア内への進入も。苦戦が否めなかったのはエムバペへの対応だ。鋭いドリブル突破も、裏のスペースへの飛び出しも阻止できなかった。
6 デヤン・ロブレン 5.5
セットプレーのチャンスだった43分に至近距離からシュートを放つも、惜しくも相手のブロックに阻まれる。ジルーを相手に制空権を握るなど健闘したが、失点を防ぐようなビッグな働きはこなせなかった。
21 ドマゴイ・ヴィーダ 5
ロリスのロングキックをきっちりクリアすべき場面で、エムバペのプレッシャーを感じてか後ろに逸らす。そのミスで与えたCKが2点目に繋がった。気迫のこもったスライディングなどは買えたが。
[MF]
4 イバン・ペリシッチ 6.5
スピードに乗ったドリブルが冴え、フランス守備陣の脅威となった。試合を振り出しに戻した28分の左足シュートも見事だった。ハンドによるPKの献上とクロスの精度が上がらなかった事実が減点材料に。
7 イバン・ラキティッチ 5
蓄積疲労の影響をもっとも感じさせたひとり。後半開始早々にレビッチへ通したスルーパスなど、持ち味を発揮したプレーは少なかった。対峙したポグバとの見劣りは否めず、終盤は小さなミスを連発した。
10 ルカ・モドリッチ 5.5
カンテの執拗なマークに遭うも、ドリブル突破などで局面打開を試みる。ただ、ブロックを固めるフランスを崩しきるようなビッグプレーはゼロだった。疲労の色が濃く、時間を追うごとに存在感が薄まる。
11 マルセロ・ブロゾビッチ 5.5
危険な位置でグリエーズマンを倒し、先制ゴールに繋がるFKを与えてしまった。ただ、ショートパスを主体に中盤のボール回しに難なく絡み、出足の鋭い寄せで相手のカウンターチャンスを何度も阻んだ。
18 アンテ・レビッチ 5(71分OUT)
攻撃時に異彩を放ったのはダイアゴナルランで最終ラインの裏を突き、左足シュートでロリスを脅かした48分のシーンくらい。献身的なディフェンスは買えたが、2点ビハインドの71分に交代を告げられた。
4 イバン・ペリシッチ 6.5
スピードに乗ったドリブルが冴え、フランス守備陣の脅威となった。試合を振り出しに戻した28分の左足シュートも見事だった。ハンドによるPKの献上とクロスの精度が上がらなかった事実が減点材料に。
7 イバン・ラキティッチ 5
蓄積疲労の影響をもっとも感じさせたひとり。後半開始早々にレビッチへ通したスルーパスなど、持ち味を発揮したプレーは少なかった。対峙したポグバとの見劣りは否めず、終盤は小さなミスを連発した。
10 ルカ・モドリッチ 5.5
カンテの執拗なマークに遭うも、ドリブル突破などで局面打開を試みる。ただ、ブロックを固めるフランスを崩しきるようなビッグプレーはゼロだった。疲労の色が濃く、時間を追うごとに存在感が薄まる。
11 マルセロ・ブロゾビッチ 5.5
危険な位置でグリエーズマンを倒し、先制ゴールに繋がるFKを与えてしまった。ただ、ショートパスを主体に中盤のボール回しに難なく絡み、出足の鋭い寄せで相手のカウンターチャンスを何度も阻んだ。
18 アンテ・レビッチ 5(71分OUT)
攻撃時に異彩を放ったのはダイアゴナルランで最終ラインの裏を突き、左足シュートでロリスを脅かした48分のシーンくらい。献身的なディフェンスは買えたが、2点ビハインドの71分に交代を告げられた。