フランス――55分にカンテを代えた指揮官の好判断。
[FW]
7 アントワーヌ・グリーズマン 7
フリーキックで先制点のオウンゴールを誘発し、落ち着いてPKから2点目をゲット。ドリブル突破などを見せるシーンはほとんどなかったが、前線からきちんとプレスをかけ、持ち前のテクニックを活かしたキープで勝利に貢献した。
9 オリビエ・ジルー 6.5(81分OUT)
個性の際立った選手が多く組み合わせが難しかったフランスが、組織としてある程度形になったのは、ジルーがハードワークを欠かさなかったからだ。空中戦で競り勝ち、前線守備もプレスバックもいとわない。最終的にノーゴールでワールドカップを終えたが、チームの緩衝材としての価値を発揮した。
7 アントワーヌ・グリーズマン 7
フリーキックで先制点のオウンゴールを誘発し、落ち着いてPKから2点目をゲット。ドリブル突破などを見せるシーンはほとんどなかったが、前線からきちんとプレスをかけ、持ち前のテクニックを活かしたキープで勝利に貢献した。
9 オリビエ・ジルー 6.5(81分OUT)
個性の際立った選手が多く組み合わせが難しかったフランスが、組織としてある程度形になったのは、ジルーがハードワークを欠かさなかったからだ。空中戦で競り勝ち、前線守備もプレスバックもいとわない。最終的にノーゴールでワールドカップを終えたが、チームの緩衝材としての価値を発揮した。
[交代出場]
MF
15 ステベン・エヌゾンジ 6.5(55分IN)
カンテに代わってピッチに。持ち前の体格を生かしてバイタルエリアの門番としてプレー。攻撃の場面でも落ち着いてボールを散らしつつ、リーチの長さを利用したドリブルで組み立てにも貢献した。
MF
12 コランタン・トリソ 6(73分IN)
疲れが見えはじめたマテュイディとの交代で出場。2点のリードがあったこともあり、左サイドで無難なプレーに終始。
FW
18 ナビル・フェキル -(81分IN)
ジルーに代わって前線に。カットインからのシュートなどらしいプレーも何度か見せたが、ゴールネットを揺らすことはなかった。
[監督]
ディディエ・デシャン 7
たしかに、カンテがモドリッチに釣られて動いてしまい、その空いたスペースをマンジュキッチにポストプレーで使われるという場面は何度かあった。とはいえ、守備の要であるカンテを代えるのは難しい判断であり、それを55分の時点で決めた勇気は称賛に値する。実際にこの交代は、フランスに有利な試合展開を生み出していた。大会を通じてマネジメントに苦しんだ場面もあったが、チームを優勝に導き、選手と監督の両方でワールドカップを制するという、史上3人目の偉業を成し遂げた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●内藤秀明
MF
15 ステベン・エヌゾンジ 6.5(55分IN)
カンテに代わってピッチに。持ち前の体格を生かしてバイタルエリアの門番としてプレー。攻撃の場面でも落ち着いてボールを散らしつつ、リーチの長さを利用したドリブルで組み立てにも貢献した。
MF
12 コランタン・トリソ 6(73分IN)
疲れが見えはじめたマテュイディとの交代で出場。2点のリードがあったこともあり、左サイドで無難なプレーに終始。
FW
18 ナビル・フェキル -(81分IN)
ジルーに代わって前線に。カットインからのシュートなどらしいプレーも何度か見せたが、ゴールネットを揺らすことはなかった。
[監督]
ディディエ・デシャン 7
たしかに、カンテがモドリッチに釣られて動いてしまい、その空いたスペースをマンジュキッチにポストプレーで使われるという場面は何度かあった。とはいえ、守備の要であるカンテを代えるのは難しい判断であり、それを55分の時点で決めた勇気は称賛に値する。実際にこの交代は、フランスに有利な試合展開を生み出していた。大会を通じてマネジメントに苦しんだ場面もあったが、チームを優勝に導き、選手と監督の両方でワールドカップを制するという、史上3人目の偉業を成し遂げた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●内藤秀明