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【セルジオ越後】ハリルでも西野でも変わらない問題…言われたことしかできなくて何が代表だよ!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月31日

大雨の中であんな体たらくの試合を見せられたらブラジル人は間違いなく帰るけど…

雨にもかかわらず、6万4,520人が日産スタジアムを埋め尽くした。代表をサポートする人々へ、チームは歓喜を届けられるだろうか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 いったい、西野監督はガーナ戦での何を判断材料として、ロシアに向けた23人を決めるんだろうね。ガーナ戦で及第点を付けられるような選手はあまりいなかったように思うけど、それでも出場した全員が選ばれるとしたら、それほど日本は人材難だということなんだろうし、同じポジションでガーナ戦に出場した選手が選ばれずに出場しなかった選手が選ばれたとしたら、それもまた選考の基準がよく分からないことになってしまう。

 要するに、ガーナ戦は西野ジャパンの初陣かつ最終選考の舞台という位置づけでありながら、試合では全員を試すことができないという、なんとも中途半端な感じにならざるを得なかったわけだ。これは就任した時点でほぼ決定していた状況だったとはいえ、西野監督にはちょっと気の毒だったね。だからといって、時間がないのは分かっていたことだし、時間の多い少ないに関わらず、本大会では結果を出さなければ責任が問われるのも分かっていることだよね。無論、西野監督に交代するという選択をした日本協会が負うべき責任は大きいよ。

 そうした期待が大きいからこそ、ガーナ戦の完敗は、我慢ならないという人もいただろうし、実際にスタンドからはブーイングも聞こえたけど、そのボリュームは決して大きくはなかった。まあ、日本ではワールドカップで勝とうが負けようが、別にどっちでもいいと思っている人が多いんだろうね。
 
 それがあのブーイングの大きさに現われているし、だいたい大雨の中であんな体たらくの試合を見せられたら、ブラジル人やスペイン人は間違いなく途中で家に帰っているよ。それでも多くの人が帰らなかったのは、試合の後にコンサートがあったおかげでしょ。

 試合後に印象的だったのは、インタビューを受けていた西野監督の表情。「良いところもあった」「いいチャレンジができた」なんて言っていたけど、決して明るい展望を見出せたような表情じゃなかったし、「これは思った以上に大変な作業だな」って実感しているのが本心じゃないかな。

 結局、協会が求めた“コミュニケーション”はあっても、勝つことはできなかった。今頃、ハリルホジッチはどんな想いでいるんだろうね。
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