レアル・マドリー――アウェーで貴重な勝利をもぎ取る。
[チャンピオンズ・リーグ 準決勝第1レグ]バイエルン 1-2 レアル・マドリー/4月25日/アリアンツ・アレーナ
【レアル・マドリー|採点・寸評】
チーム 6.5
頼みのエース、C・ロナウドを封じられながらも、アウェーで貴重な勝利をもぎ取ったところに、チーム力の高さがうかがえる。“BBC”のうちベンゼマ&ベイルの2枚をベンチに置き、MFふたりをウイングの位置に配する布陣で、少ないチャンスを確実にモノにする理想的な展開に。ロッベンの負傷で、敵の攻撃がほぼ一方向に限定されるという幸運はあったものの、リベリの再三の突破を凌いだカルバハルや守護神ナバスらを中心とした守備陣の健闘が、とりわけ光った。ユベントスとの準々決勝第2レグを累積警告で欠場したS・ラモスも、この日は安定したプレーでDFリーダーとしての貫禄を披露。前半終了間際にチームを勢いづける価値ある同点ゴールを奪ったのも、DFのマルセロだった。
[GK]
1 ケイラー・ナバス 6.5
キミッヒの“目のフェイント”につられ、先制点を献上したものの、その後は一流のシュートストッパーであることを力強く証明。前半終了間際のレバンドフスキの至近距離からのヘッドを驚異的な反応でブロックし、59分と63分のリベリのシュートも見事にシャットアウトしてみせた。
[DF]
2 ダニエル・カルバハル 6.5(67分OUT)
最後は力尽き、ピッチに倒れ込んだが、67分まで敵の左一辺倒の攻撃に丁寧に対応。リベリの変幻自在のドリブルに必死で食らいつき、攻撃時には力を出し惜しみすることなく、敵陣深くまで攻め上がった。前半終了間際には、ヘッドの折り返しでマルセロの同点ゴールをアシストしている。
4 セルヒオ・ラモス 6.5
特筆すべきはその存在感。偉大なるキャプテンの復帰により、ユベントスとの第2レグで3失点と崩壊した最終ラインは、見違えるほどの安定感を取り戻した。
5 ラファエル・ヴァランヌ 6
S・ラモスという強力なパートナーを得たこの日は、最後まで集中が途切れず、ベテラン選手のような落ち着いた振る舞いを披露。敵コーナーキックでは打点の高いヘッドでことごとくエアバトルに勝利し、そのクリアのひとつが逆転ゴールのきっかけに。
12 マルセロ 7
対峙するロッベンの負傷退場もあり、守備での見せ場は少なかったものの、前方のイスコが内に切れ込んだあとのスペースを巧みに埋めつつ、44分には豪快な左足のゴラッソでチームを活気づけた。90分にも果敢なドリブルでバイエルン守備陣を慌てさせるなど、1試合を通じて運動量を落とすことなく質の高いプレーを見せた。
【レアル・マドリー|採点・寸評】
チーム 6.5
頼みのエース、C・ロナウドを封じられながらも、アウェーで貴重な勝利をもぎ取ったところに、チーム力の高さがうかがえる。“BBC”のうちベンゼマ&ベイルの2枚をベンチに置き、MFふたりをウイングの位置に配する布陣で、少ないチャンスを確実にモノにする理想的な展開に。ロッベンの負傷で、敵の攻撃がほぼ一方向に限定されるという幸運はあったものの、リベリの再三の突破を凌いだカルバハルや守護神ナバスらを中心とした守備陣の健闘が、とりわけ光った。ユベントスとの準々決勝第2レグを累積警告で欠場したS・ラモスも、この日は安定したプレーでDFリーダーとしての貫禄を披露。前半終了間際にチームを勢いづける価値ある同点ゴールを奪ったのも、DFのマルセロだった。
[GK]
1 ケイラー・ナバス 6.5
キミッヒの“目のフェイント”につられ、先制点を献上したものの、その後は一流のシュートストッパーであることを力強く証明。前半終了間際のレバンドフスキの至近距離からのヘッドを驚異的な反応でブロックし、59分と63分のリベリのシュートも見事にシャットアウトしてみせた。
[DF]
2 ダニエル・カルバハル 6.5(67分OUT)
最後は力尽き、ピッチに倒れ込んだが、67分まで敵の左一辺倒の攻撃に丁寧に対応。リベリの変幻自在のドリブルに必死で食らいつき、攻撃時には力を出し惜しみすることなく、敵陣深くまで攻め上がった。前半終了間際には、ヘッドの折り返しでマルセロの同点ゴールをアシストしている。
4 セルヒオ・ラモス 6.5
特筆すべきはその存在感。偉大なるキャプテンの復帰により、ユベントスとの第2レグで3失点と崩壊した最終ラインは、見違えるほどの安定感を取り戻した。
5 ラファエル・ヴァランヌ 6
S・ラモスという強力なパートナーを得たこの日は、最後まで集中が途切れず、ベテラン選手のような落ち着いた振る舞いを披露。敵コーナーキックでは打点の高いヘッドでことごとくエアバトルに勝利し、そのクリアのひとつが逆転ゴールのきっかけに。
12 マルセロ 7
対峙するロッベンの負傷退場もあり、守備での見せ場は少なかったものの、前方のイスコが内に切れ込んだあとのスペースを巧みに埋めつつ、44分には豪快な左足のゴラッソでチームを活気づけた。90分にも果敢なドリブルでバイエルン守備陣を慌てさせるなど、1試合を通じて運動量を落とすことなく質の高いプレーを見せた。
[MF]
8 トニ・クロース 6.5
相変わらずのプレー確度の高さで、マドリーの中盤に落ち着きをもたらし、古巣の守備陣に脅威を与え続けた。正確無比のパスはこの日も健在で、ハードな守備のタスクも淡々とこなしてみせた。
10 ルカ・モドリッチ 6
積極的にバイタルエリアに飛び込み、チャンスを創出。「魅せるプレー」を散りばめつつ、マドリー攻撃陣をリードした。4-4-2にシステムが変更された70分あたりからは、右サイドで攻守に高い貢献を見せた。
14 カゼミーロ 5.5(83分OUT)
ジダン・マドリーのキーマンでもあるボランチは、序盤こそ中盤の底でフィルターの役割を果たしたものの、運動量が落ちた後半は、ミュラーやリベリに簡単にかわされるシーンが目立つように。
8 トニ・クロース 6.5
相変わらずのプレー確度の高さで、マドリーの中盤に落ち着きをもたらし、古巣の守備陣に脅威を与え続けた。正確無比のパスはこの日も健在で、ハードな守備のタスクも淡々とこなしてみせた。
10 ルカ・モドリッチ 6
積極的にバイタルエリアに飛び込み、チャンスを創出。「魅せるプレー」を散りばめつつ、マドリー攻撃陣をリードした。4-4-2にシステムが変更された70分あたりからは、右サイドで攻守に高い貢献を見せた。
14 カゼミーロ 5.5(83分OUT)
ジダン・マドリーのキーマンでもあるボランチは、序盤こそ中盤の底でフィルターの役割を果たしたものの、運動量が落ちた後半は、ミュラーやリベリに簡単にかわされるシーンが目立つように。