スペイン人は「日本サッカーのポテンシャルは本当にすごい」という一方で…。
岩政 難しい問題です。
浜田 スペイン人は、日本サッカーのポテンシャルは本当にすごいと言います。世界トップになれる可能性があると。ただ、あとインテンシティが足りない。とにかく緩いとも言います。サッカーにおいて、一番必要とされる部分です。
岩政 今、日本で盛んに議論されているテーマですね。
浜田 それに、審判についての話も出ます。日本では、ちょっと手が当たっただけで笛を吹きますよね。でも、不思議なことに、日本人の審判でも、ヨーロッパのチームと日本のチームの試合を吹くと、意外とファウルを取らない。「いつも取ってるじゃん」と思うんですけどね(笑)。要は、基準を合わせることはできるんです。
おそらく、プレーヤーも同じです。環境が変われば、それに合わせてレベルも上がっていく。日本にもスペインなどの欧州勢と渡り合えるような土壌ができれば、もっと良い選手が生まれるはずですよ。
◆ ◆ ◆
どうでしたか?
日本サッカーへの様々なヒントがそこかしこに散りばめられていましたよね。組織作りの話はサッカーに限らず、参考になるお話でした。
サッカーに正解はない。よく言われます。それはきっと人生に似ていて、コツはあろうとも答は存在しません。
だからチャレンジ。まずやってみて、ダメならそこから学べばいい。そんなことを私はサッカーから学びました。
ただ、そこには注釈があって、チャレンジするための綿密な準備と思考が必要です。仮説を立て、「もしかしたらうまくいくかもしれない」と考えたら、それが「うまくいくはずだ」になるまでシミュレーションを繰り返し、考え抜く必要があります。信念をもって。
浜田さんのチャレンジはいつまでも続いていくのでしょう。その行く末を楽しみに見させていただきながら、私もそれを刺激にチャレンジをし続けていかなくてはなりません。日本サッカーのため、という信念をもって。
対談を終え、いろいろなことを考えさせられました。サッカー界ではこれからいろいろな動きが出てくるでしょう。ヨーロッパを経験した選手たちが引退してサッカー界に還元していく時代もすぐそこです。
その中で私は人生を賭けて何を成すべきか。
どんなポジショ二ングをすべきか。
その答えはまだ見えてきていません。ただ、変わらないことは「自分だからできること」をしていきたい、ということ。そして、自分がそのポジションにいることで周りが輝けるようにしたい、ということ。
どうやら選手でなくなっても私の目指すプレースタイルは変わらないようです。
【プロフィール】
浜田満(はまだ・みつる)/1975年、奈良県出身。株式会社Amazing Sports Lab Japan代表取締役。関西外国語大学卒業後、メーカー、商社、大使館勤務等、3回の転職を経て、欧州サッカークラブのマーチャンダイジングライセンスビジネスに携わる。2004年6月、FCバルセロナソシオの日本公式代理店として独立。現在は、FCバルセロナキャンプ、FCバルセロナスクール、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジのプロデュース、コンサルティングなどを行なっている。
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。
浜田 スペイン人は、日本サッカーのポテンシャルは本当にすごいと言います。世界トップになれる可能性があると。ただ、あとインテンシティが足りない。とにかく緩いとも言います。サッカーにおいて、一番必要とされる部分です。
岩政 今、日本で盛んに議論されているテーマですね。
浜田 それに、審判についての話も出ます。日本では、ちょっと手が当たっただけで笛を吹きますよね。でも、不思議なことに、日本人の審判でも、ヨーロッパのチームと日本のチームの試合を吹くと、意外とファウルを取らない。「いつも取ってるじゃん」と思うんですけどね(笑)。要は、基準を合わせることはできるんです。
おそらく、プレーヤーも同じです。環境が変われば、それに合わせてレベルも上がっていく。日本にもスペインなどの欧州勢と渡り合えるような土壌ができれば、もっと良い選手が生まれるはずですよ。
◆ ◆ ◆
どうでしたか?
日本サッカーへの様々なヒントがそこかしこに散りばめられていましたよね。組織作りの話はサッカーに限らず、参考になるお話でした。
サッカーに正解はない。よく言われます。それはきっと人生に似ていて、コツはあろうとも答は存在しません。
だからチャレンジ。まずやってみて、ダメならそこから学べばいい。そんなことを私はサッカーから学びました。
ただ、そこには注釈があって、チャレンジするための綿密な準備と思考が必要です。仮説を立て、「もしかしたらうまくいくかもしれない」と考えたら、それが「うまくいくはずだ」になるまでシミュレーションを繰り返し、考え抜く必要があります。信念をもって。
浜田さんのチャレンジはいつまでも続いていくのでしょう。その行く末を楽しみに見させていただきながら、私もそれを刺激にチャレンジをし続けていかなくてはなりません。日本サッカーのため、という信念をもって。
対談を終え、いろいろなことを考えさせられました。サッカー界ではこれからいろいろな動きが出てくるでしょう。ヨーロッパを経験した選手たちが引退してサッカー界に還元していく時代もすぐそこです。
その中で私は人生を賭けて何を成すべきか。
どんなポジショ二ングをすべきか。
その答えはまだ見えてきていません。ただ、変わらないことは「自分だからできること」をしていきたい、ということ。そして、自分がそのポジションにいることで周りが輝けるようにしたい、ということ。
どうやら選手でなくなっても私の目指すプレースタイルは変わらないようです。
【プロフィール】
浜田満(はまだ・みつる)/1975年、奈良県出身。株式会社Amazing Sports Lab Japan代表取締役。関西外国語大学卒業後、メーカー、商社、大使館勤務等、3回の転職を経て、欧州サッカークラブのマーチャンダイジングライセンスビジネスに携わる。2004年6月、FCバルセロナソシオの日本公式代理店として独立。現在は、FCバルセロナキャンプ、FCバルセロナスクール、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジのプロデュース、コンサルティングなどを行なっている。
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。