2試合を終えた国内セレクションで「ハリル・リスト」に名を残したのは?

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2017年12月13日

大きな爪痕は残せていないが、気になるのが川又だ。

川又は可能性を感じさせたひとり。韓国戦で結果を出せば…。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 中国戦では身体の大きなFWとマッチアップし、決定的なシュートを1本打たれたが、それ以外はほぼ封じ込めた。吉田麻也のパートナー探しが今回の大きなテーマのひとつだが、三浦は22歳と若く、伸びシロもある。槙野智章、昌子源の間に割って入れる力を十分に示せたのではないか。
 
 この2試合でまだ大きな爪痕は残せていないが気になるのが、川又堅碁だ。
 
 川又は、北朝鮮戦で決勝点につながるクロスを上げ、中国戦では小林のゴールのアシストとなるシュートを放っていた。ゴールという結果は出ていないが、ゴールにつながるプレーに関与しており、次はゴールにつながるような気配を醸し出している。
 
 今回は杉本健勇の代打としての招集で、杉本のような仕掛ける技術や懐の深さはない。だが、センターFWとしてフィジカルの強さを見せ、ポスト役をこなし、起点となり、さらにゴール前に入っていくという自分のプレーを見せている。動き出しもよく、今野のロングパスに反応した。まだ生き残り当確ではなく、最終戦が追試になるだろが、ゴールにつながるプレーにプラス結果を出せば今大会一番の掘り出しモノとして生き残る可能性が高い。
 
 泣いても笑って、あと1試合だけ。ハリル・リストに名を残す選手が、果たしてあと何人出てくるだろうか。
 
取材・文●佐藤 俊(スポーツライター)
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