• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後】厳しい抽選結果は誰のせい? 選手が頑張るだけじゃW杯上位進出は見えてこない!!

【セルジオ越後】厳しい抽選結果は誰のせい? 選手が頑張るだけじゃW杯上位進出は見えてこない!!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月02日

日本は間違いなく“ターゲット”にされる。日本のメディアは本当のことを伝えているか?

代表チームを支える側の意識も高めなければ、ランキングの向上もW杯での上位進出も実現には程遠い。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 もちろん、まだ大会が始まったわけじゃない。前述の通り、日本に有利な風が吹くかもしれないし、日本がサプライズを起こす可能性だってゼロじゃない。でも、ちょっと待ってほしい。“サプライズ”ということは、日本は弱小国であるという前提に立って話さなければいけない。何も僕が言い始めたわけじゃない。それが対戦国をはじめとする海外の多くの人たちの認識だよ。コロンビアの新聞は「最高のドローだ」と書いているそうだ。他の国もそうだろう。日本は間違いなく“ターゲット”にされる。
 
 つまり、日本は弱いんだということを改めて認識しなくちゃいけないよ。それが強くなるための第一歩なんだ。
 
 ところが、日本のメディアは本当のことを言わないね。勝っても負けても点を獲った選手や海外組にスポットを当てて持ち上げるばかりで、「何をやってるんだ!」とケツを叩こうとはしない。もちろん、メディアも商売だから本当のことを言って、読者の興味・関心を失わせてはまずいから“セーフニュース”ばかり流す。それがチームや協会から危機感を失わせるんだ。
 
 一方でワールドカップのような集大成の大会で負けると、ここぞとばかりに叩く。前回のブラジル・ワールドカップが良い例だけど、それじゃあ、4年おきに同じことを繰り返すばかりで、成長はない。
 
 日本代表を強くするには、チームを取り巻く側の意識も高めないと選手の頑張りだけに頼っていては限界がある。ランキングを上げるにしても、ワールドカップで上位進出を実現するにしても、まだまだ厳しさが必要だ。そんなことを考えた抽選会だった。
【関連記事】
“死の組”を回避した日本、気になる勝ち抜けオッズは?
コロンビア有力紙は日本と同組に余裕しゃくしゃく 「最高のドロー」「16強進出の可能性は高まった」
ポーランド・メディアは日本をどう見る? 「キャプテン翼のようにできればいいが、現実は甘くない」
日本のH組をスペイン紙が展望!「グループを牽引するのは?」「日本はアジアを席巻した予選の勢いで…」
コロンビア代表の知将は日本を警戒! 「とても厄介な相手。弱小国とは考えていない」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年6月19日号
    6月5日発売
    クラブワールドカップ2025
    出場32チーム選手名鑑
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ