「柏戦までの一週間をともに準備できれば」
何はともあれ、来季もトップディビジョンでシーズンを過ごせる。「自分たちの思い描いていたようなシーズンではなかった」が、「Jリーグほど上位と下位が常に入れ替わるリーグもない。世界的に見ても珍しいと思う。そのなかで、なんとか最低限の結果を残せた」ことで肩の荷も降りただろう。
今季の残す願いのひとつが、今季でチームを離れることが決まっているミキッチとの共演だ。天皇杯ラウンド16で横浜に2-3で敗れており、12月2日、アウェーでの柏戦が公式戦としては最後のチャンス。14年から苦楽をともにした仲間とのプレーは叶うのか。
「こういった残留争いの渦中にいる状況、なかなか今のチーム状態でミカ(ミキッチ)がピッチに立つのは難しかったかもしれない(※ミキッチは17節の浦和戦にて負傷。右ハムストリングス筋損傷の全治4週間と診断され、その後は33節までベンチ入りできていない)。
残留が決まったことで次の試合でもしかしたらミカがピッチに立てるかもしれない。使いやすい状況になったとは思う。そういう意味でも今節で残留を決められたのは良かった。もし可能であれば、もう一回、最後にミカと公式戦のピッチで一緒に戦えれば。それが一番いいなと思う。
(ヤン・ヨンソン)監督の判断もあるでしょうけど、でもまあ、しっかりと柏戦までの一週間をともに準備できればと考えています」
当のミキッチは、選手生活を終えた際に、コーチライセンスを取得して、自身も家族も気に入っている広島の地へ戻ることを明言している。しかし、林が求めているのはピッチ外での邂逅ではない。ただただ求めるのは、ともにタイトルを目指して、日々のトレーニングから戦い続けた戦友と同じ90分間を過ごすこと。
勝利でも、優勝でも、残留でもない。格別な喜びが林とミキッチに訪れることを願って止まない。
取材・文●古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
【広島 2-1 FC東京 PHOTO】ホーム最終戦でJ1残留を決めた広島!試合後はミキッチが涙の退団セレモニー。FC東京の久保はJ1初出場!
今季の残す願いのひとつが、今季でチームを離れることが決まっているミキッチとの共演だ。天皇杯ラウンド16で横浜に2-3で敗れており、12月2日、アウェーでの柏戦が公式戦としては最後のチャンス。14年から苦楽をともにした仲間とのプレーは叶うのか。
「こういった残留争いの渦中にいる状況、なかなか今のチーム状態でミカ(ミキッチ)がピッチに立つのは難しかったかもしれない(※ミキッチは17節の浦和戦にて負傷。右ハムストリングス筋損傷の全治4週間と診断され、その後は33節までベンチ入りできていない)。
残留が決まったことで次の試合でもしかしたらミカがピッチに立てるかもしれない。使いやすい状況になったとは思う。そういう意味でも今節で残留を決められたのは良かった。もし可能であれば、もう一回、最後にミカと公式戦のピッチで一緒に戦えれば。それが一番いいなと思う。
(ヤン・ヨンソン)監督の判断もあるでしょうけど、でもまあ、しっかりと柏戦までの一週間をともに準備できればと考えています」
当のミキッチは、選手生活を終えた際に、コーチライセンスを取得して、自身も家族も気に入っている広島の地へ戻ることを明言している。しかし、林が求めているのはピッチ外での邂逅ではない。ただただ求めるのは、ともにタイトルを目指して、日々のトレーニングから戦い続けた戦友と同じ90分間を過ごすこと。
勝利でも、優勝でも、残留でもない。格別な喜びが林とミキッチに訪れることを願って止まない。
取材・文●古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
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