スリリングな90分再び! 風間八宏vs.曺貴裁はなぜ面白くなるのか?

カテゴリ:Jリーグ

竹中玲央奈

2017年10月18日

敗れた湘南の菊地も「見ていて面白い試合だったんじゃないかなと」

タイムアップと同時に明暗のコントラストが分かれる。首位を独走する湘南もこの試合に懸けていたことが分かる光景だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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「試合終了のホイッスルが鳴った時、名古屋サポーターの優勝したような感じに、この試合にかける気持ちを感じました」菊地は激闘をこう振り返った。また、石川俊輝「J1にあれだけいて、強かったチームの力を見た」と言う。とりわけ、「守備で戻るところや攻撃のスピードでは、自分たちも負けてはいけなかったのですけど、今日の名古屋さんに比べたら自分たちは足りなかった」とディテールの部分の差を感じたようだ。
 
 両者とも攻撃的な姿勢と指揮官の哲学を貫いた中で、差を見せつけたのは名古屋だった。互いの“らしさ”を見せつけたこの一戦は非常に見応えがあるものであり、今後の両者の対戦への期待感を、より膨らませるものとなったと断言して良いだろう。
 
「攻撃の形も球際のバトルとかも、見ていて面白い試合だったんじゃないかなと思います」
 敗者となりながらも、素直にこう口にした菊地の言葉が、この試合の価値を物語っている。
 
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)
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