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【藤田俊哉の目】反省すべきハイチ戦でプロフェッショナルだったのは長友。何をすべきか理解していたのは…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月12日

レギュラー組と準レギュラー組の間には明確な差があった。

10月シリーズで2戦連続ゴールを放った倉田。さらなるアピールに期待したい選手だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 さて、このようにハイチ戦では考えさせられるべきことがたくさん見えたが、この日の日本は、ほとんどの選手が“大人のフットボール”ができていなかった。だから、ゲームをコントロールできなかっただけの話である。
 
 シンプルに考えれば、ワールドカップの本番で求められるのは、“大人のフットボール”である。結局のところ、大会を勝ち抜くというのは、状況に応じてプレーしていく、ということなのだから。
 
 我々が目指すべきは、ワールドカップ本番で勝ち抜くことであって、そのために、チームとしてなにをしなければいけないのか。それだけに絞って人選していくべきだ。
 
 つまり、「チームに貢献できる選手」というテーマで考えた場合、ハイチ戦で分かったことは、レギュラー組と準レギュラー組の間には、明確な差があったということだ。主軸不在の影響がモロに出た結果となったことを、どう受け止めるか、そして次にどう活かしていくか。
 
 もっとも、チームの成長には若手の成長が不可欠なのだから、ハイチ戦の結果だけで準レギュラー組に見切りをつける必要はない。“テスト組“がこの経験を糧に、11月シリーズのブラジル戦、ベルギー戦、そして12月の東アジア選手権で訪れるであろう“チャンス”を活かして、大化けしてくれることを楽しみにしている。

◆プロフィール
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からオランダ2部VVVフェンロのコーチとして指導にあたり、16-17シーズンのリーグ優勝と1部復帰に導いた。新シーズンよりイングランドのリーズ・ユナイテッドでスタッフ入り。また、今年7月より藤田俊哉×H.I.S.ブログ『藤田俊哉サロン』がスタート( http://www.sports-his.com/fujitai_column/index.html )

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