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【岩政大樹の視点】お粗末な「打たせ合い」になったハイチ戦。日本の対応力欠如に危機感を覚えた

カテゴリ:日本代表

岩政大樹

2017年10月11日

右ウイングのポジション争いは混沌としてきた。

浅野(写真)や久保はアピール不足。原口がテストされたように、左ウイングからのコンバートもあるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 もうひとつは右のFWです。浅野選手、久保選手とも、一時期の確信に満ちたプレーぶりは見られず、このポジションも読めなくなってきました。ハリルホジッチ監督が途中から原口選手をこの位置で使ったことからも、人材豊富な左サイドから選手を移すテストは、これからも行なわれるのではないかと思います。
 
 この2試合で最も目に見える結果を出したのは倉田選手。ハイチ戦でも自身の得点シーンだけでなく、杉本選手の得点シーンでも、前線にボールが入った時の絡みで彼の特長を見せました。ハリルホジッチ監督がインサイドハーフに期待する動きはあのようなプレーであるとすると、今回最もアピールできた選手とも言えるのではないでしょうか。
 
 ハイチ代表戦は、結果、内容ともにさみしいものでしたが、これも道の途中です。この試合に関してよりも、放置されたままの課題に目を向けましょう。自陣での守備、センターバックとサイドバックの間、長谷部選手不在時の戦い、ボールを持たされた時の共通理解。選手の見極めもありますが、そろそろひとつずつ解決策をチームとして提示していかないと間に合わなくなる。そんな危機感を覚えた試合でした。

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【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。
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