ドイツが守備面で披露した対策とは?
ドイツが見せた守備面での対策が、前線からのプレスだった。
後方からパスを繋いでビルドアップを試みるオーストラリアに対して、立ち上がりから3バックやフィードが不安定なGKマシュー・ライアンにプレッシャーを掛けてミスを誘い、とくに最初の30分はペースをほとんど握らせなかった。28分には、トレント・セインズベリーのパスをカットして繰り出したシュートカウンターで、あわやというチャンスを作り出している。
逆に、プレスが緩くなった後半には、セインズベリーの正確なフィードから主砲トミ・ユリッチがシュートに持ち込まれるなど、ピンチが少なくなかった。
つまり日本も、オーストラリアのDFラインから自由にパスを出させない工夫が不可欠だ。37度の猛暑で行なわれたイラク戦では、8分に先制したこともあり、重心を下げてリトリートした状態での守備に徹したが、8月の決戦では、相手に主導権を渡さないためにも、前線からのプレスが必要となるだろう。
もっとも、イラクほどの暑さではないにせよ、真夏のゲームで90分間プレスを掛け続けるのは難しい。前線からのプレスとリトリートの使い分け。これが勝負を分けるポイントになるかもしれない。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
後方からパスを繋いでビルドアップを試みるオーストラリアに対して、立ち上がりから3バックやフィードが不安定なGKマシュー・ライアンにプレッシャーを掛けてミスを誘い、とくに最初の30分はペースをほとんど握らせなかった。28分には、トレント・セインズベリーのパスをカットして繰り出したシュートカウンターで、あわやというチャンスを作り出している。
逆に、プレスが緩くなった後半には、セインズベリーの正確なフィードから主砲トミ・ユリッチがシュートに持ち込まれるなど、ピンチが少なくなかった。
つまり日本も、オーストラリアのDFラインから自由にパスを出させない工夫が不可欠だ。37度の猛暑で行なわれたイラク戦では、8分に先制したこともあり、重心を下げてリトリートした状態での守備に徹したが、8月の決戦では、相手に主導権を渡さないためにも、前線からのプレスが必要となるだろう。
もっとも、イラクほどの暑さではないにせよ、真夏のゲームで90分間プレスを掛け続けるのは難しい。前線からのプレスとリトリートの使い分け。これが勝負を分けるポイントになるかもしれない。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部