日本代表が見習いたい、ドイツの「オーストラリア攻略法」。攻守の弱点とは?

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年06月21日

ドイツが守備面で披露した対策とは?

2点を奪って奮闘したオーストラリアだが、守備面では多くの課題が目立った。(C)Getty Images

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 ドイツが見せた守備面での対策が、前線からのプレスだった。
 
 後方からパスを繋いでビルドアップを試みるオーストラリアに対して、立ち上がりから3バックやフィードが不安定なGKマシュー・ライアンにプレッシャーを掛けてミスを誘い、とくに最初の30分はペースをほとんど握らせなかった。28分には、トレント・セインズベリーのパスをカットして繰り出したシュートカウンターで、あわやというチャンスを作り出している。
 
 逆に、プレスが緩くなった後半には、セインズベリーの正確なフィードから主砲トミ・ユリッチがシュートに持ち込まれるなど、ピンチが少なくなかった。
 
 つまり日本も、オーストラリアのDFラインから自由にパスを出させない工夫が不可欠だ。37度の猛暑で行なわれたイラク戦では、8分に先制したこともあり、重心を下げてリトリートした状態での守備に徹したが、8月の決戦では、相手に主導権を渡さないためにも、前線からのプレスが必要となるだろう。
 
 もっとも、イラクほどの暑さではないにせよ、真夏のゲームで90分間プレスを掛け続けるのは難しい。前線からのプレスとリトリートの使い分け。これが勝負を分けるポイントになるかもしれない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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