日本代表が見習いたい、ドイツの「オーストラリア攻略法」。攻守の弱点とは?

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年06月21日

香川がゴレツカやドラクスラーのように機能すれば…。

果敢な飛び出しが光ったゴレツカ(右)。42分にはルオンゴ(左)のファウルを誘い、PKを獲得した。(C)Getty Images

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 ドイツが効果的に活用したもうひとつの攻撃パターンが、「2列目からの飛び出し」だ。同点に追い付かれた直後の42分に、PKを獲得したのもこの形だった。ゴレツカがシュティンドルとのワンツーで抜け出し、後手を踏んだマッシモ・ルオンゴのファウルを誘ったのだ。
 
 このPKをドラクスラーが冷静に決め、1点をリードして前半を折り返すと、後半開始早々にもゴレツカが果敢な飛び出しを見せる。ヨシュア・キミッヒの絶妙なパスをダイレクトで叩き込み、貴重な追加点を奪った。
 
 マイル・ジェディナクというフィルター役を故障で欠くオーストラリアに対し、ゴレツカとドラクスラーという2列目が自由に動き回ってパスを引き出し、バイタルエリアではシュティンドルがストレスなくボールを収めてフィニッシュに結び付けた。
 
 日本でその役割を担えるのは、左肩の脱臼でイラク戦を欠場した香川真司だ。2列目からの飛び出しやバイタルエリアでボールを受けてからの崩しといった持ち味を発揮できれば、ゴレツカやシュティンドルのようにオーストラリアの守備陣を混乱に陥れるのも可能はなずだ。
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