U-20から何人がA代表に羽ばたく? 過去の実績から推し量る「昇格率」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月01日

昇格率は46.9%。高いと見るか、低いと見るか。

惜しくもベスト16で涙を呑んだU-20日本代表。今大会に臨んだ21名から何人がA代表でプレーできるのか。興味は尽きない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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【2007年・カナダ大会】
最終成績:ベスト16(2勝2分け0敗/6得点・3失点)
A代表昇格者(21人中11人):香川真司★、内田篤人★、森重真人★、槙野智章★、柏木陽介★、ハーフナー・マイク★、安田理大、林彰洋、梅崎司、森島康仁、太田宏介

 ゴール後の凝ったパフォーマンスなど陽気に世界を駆け抜けた、いわゆる「調子乗り世代」。メンタル面の強さが特徴的で、日本代表に招集された選手だけでなく多くの選手が所属クラブで主軸を担い、Jリーグを代表する存在へと成長を遂げた。

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 それでは、簡単に集計してみよう。
 
 U-20ワールドカップ本大会に出場した過去7大会で、エントリーした登録メンバーの総数は132名となった。ここからのちにA代表に招集されたのは62名で、昇格率は46.9%だ。およそ半数であると考えれば、ことのほか高い数値と言えるだろう。しかしながらこれを「★」のついた選手に限定すると、わずか36人。言うなれば“定着率”で、割合は27.2%とかなり低くなる。
 
 大エースとして本大会に臨んだものの、その後はめっきり日の丸と縁遠くなった選手がいる一方で、黄金世代の播戸のようにコツコツと努力を続け、ワールドユースから7年後にAマッチデビューを果たした者もいる。
 
 2017年5月、韓国の地で世界を体感し、貴重な経験を積んだ逸材たちはすでに帰国し、それぞれのフィールドへ散らばった。3年後の東京五輪を見据えながら、これからどんなキャリアを重ねていくのか。一人ひとりのドラマに注目したい。
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