U-20から何人がA代表に羽ばたく? 過去の実績から推し量る「昇格率」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月01日

“常連組”が8名と、やはり図抜けていた黄金世代。

飛び級で参戦した2007年・カナダ大会から1年後、香川真司は19歳で国際Aマッチデビューを飾った。(C)Getty Images

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【1999年・ナイジェリア大会】
最終成績:準優勝(4勝1分け2敗/11得点・9失点)
A代表経験者(18人中10人):小野伸二★、稲本潤一★、遠藤保仁★、小笠原満男★、高原直泰★、中田浩二★、加地亮★、本山雅志★、酒井友之、播戸竜二(永井と南は前回大会出場のためカウントせず)

 言わずと知れた黄金世代で、世界2位の快挙を達成。この巨大な成功体験をキャリアのベースとしながら、その後10年間に渡って日本サッカーを牽引し続けた。小野や稲本、遠藤と「★」の付くA代表の常連組は8人にのぼる。
 
【2001年・アルゼンチン大会】
最終成績:グループリーグ敗退(1勝0分け2敗/4得点・4失点)
A代表経験者(18人中6人):佐藤寿人★、駒野友一★、山瀬功治★、前田遼一★、青木剛、石川直宏

 黄金世代の後を受けて「谷間の世代」と呼ばれ、本大会はGL敗退の憂き目に。とはいえ佐藤や前田、駒野らは現在でもイブシ銀の輝きを放っており、若き日に培われた反骨精神が尋常ではない。結果的に6選手をA代表に送り込んだ。
 
【2003年・UAE大会】
最終成績:ベスト8(3勝0分け2敗/6得点・10失点)
A代表経験者(18人中11人):川島永嗣★、今野泰幸★、栗原勇蔵★、山岸智★、徳永悠平、菊地直哉、永田充、小林大悟、坂田大輔、近藤直也、平山相太

 ラウンド・オブ16で実現した日韓戦をモノにするなど劇的な展開の連続で、記憶に残るチームとなった。川島や今野、栗原など職人肌のタレントが多く、のちにイビチャ・オシム監督が重宝したユーティリティーが少なくない。
 
【2005年・オランダ大会】
最終成績:ベスト16(0勝2分け2敗/3得点・5失点)
A代表経験者(21人中8人):本田圭佑★、西川周作★、伊野波雅彦★、森本貴幸★、家長昭博、水本裕貴、水野晃樹、山本海人(平山は前回大会出場のためカウントせず)

 決勝トーナメント進出はかろうじて果たしたものの、結果的に1勝も挙げられずノーインパクトに終わった(本田は初戦のオランダ戦で61分出場したのみ)。平山や家長など将来を嘱望された有望株が揃っていたが……。
 
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