「自分は他の同年代の選手より半歩くらい前に」
――北海道コンサドーレ札幌には小野伸二選手がいましたが印象は?
「小野選手のプレーはYouTubeとかでも出ていたりして、見ていたりしますけど、前節のルヴァンカップのボレーもそうですし、ひとつ1つの(プレーの)質が高い。トラップも足に何か付いているんじゃないかっていうくらい、吸い付くようなトラップばかりで、本当にこれが一流選手だと思いました」
――小野選手から刺激は受けた?
「やっぱり小野選手もワールドカップとか経験されたりしていて、本当にオーラもあってプレーの質もあって、本当にいい経験をさせてもらいました」
――小野選手は久保選手を「僕の15歳の時とは比べものにならない。堂々とプレーしていました」と評価していました。
「本当に光栄です」
――これからどんなキャリアを送っていきたいか?
「サッカーをやっている以上、どんどん上を目指していきたいというのは自分でも思っていますし、できるだけ早くこのレベルの選手になって、もっと上に行ければいいなと思います」
――味方がボールを持った時に、細かく動き直していた。
「ボールがほしかったので、そこは意識していました」
――J3の中では、「左だけじゃなくて右もあるぞというのを見せたい」と言って駆け引きができていた。このレベルでは余裕がなかった?
「今日は相手が疲れていて、そこまでマークとかも全然しつこくなかったので、左だけでいけちゃったという感じですね。そこで左を切られた時に難しくなるんじゃないかなと思います。左でいけないのであれば、右を使うしかないと思っているので、そこはやっていきたい」
――ファウルされた時、怪我をしないように受け身も取った?
「とくにそういうのはないですけど、シュートを打った瞬間に、身体を当てられたので、怪我をしないようにコケました」
――具体的にこれからどう成長していきたいか?
「今の時点で、自分は他の同年代の選手より半歩くらい前には、いれているかなというのは思っているので。スタートが早いだけじゃなくて、失速せずにこのままどんどん上にいきたいなと思います」
――◆――◆――◆――◆――◆――◆――
トップデビュー戦とあってペン記者だけでも50名近い報道陣が囲み取材に集結。それでもまったく物怖じせず、笑顔を交えながら凛とした表情を貫いた。質問に対して「うーん」と考え込むようなシーンもなくすぐに口を開き、さらに自分の中に回答がなければきっぱり「分かりません」と言う。その姿がとても印象的だった。
ヨーロッパや南米では、フットボーラーが大成するにはテクニックやフィジカル、戦術眼に加えて、ピッチ内外における「パーソナリティー」が欠かせないとされている。サッカー的な日本語に置き換えると「個性」、「メンタルの強さ」、「周りに左右されない心」などの意味に近いだろうか。
この日のメディア応対ひとつ見ても、久保が15歳とは思えない特別なパーソナリティーを持っているのが見て取れた。今月20日に開幕するU-20ワールドカップに飛び級招集されたこともあり注目度は増すばかりだが、この神童が揺るぎない“自分”を持っているのは間違いない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
【久保建英PHOTO】15歳久保がトップチーム・デビュー!FC東京は永井のゴールで勝利!
「小野選手のプレーはYouTubeとかでも出ていたりして、見ていたりしますけど、前節のルヴァンカップのボレーもそうですし、ひとつ1つの(プレーの)質が高い。トラップも足に何か付いているんじゃないかっていうくらい、吸い付くようなトラップばかりで、本当にこれが一流選手だと思いました」
――小野選手から刺激は受けた?
「やっぱり小野選手もワールドカップとか経験されたりしていて、本当にオーラもあってプレーの質もあって、本当にいい経験をさせてもらいました」
――小野選手は久保選手を「僕の15歳の時とは比べものにならない。堂々とプレーしていました」と評価していました。
「本当に光栄です」
――これからどんなキャリアを送っていきたいか?
「サッカーをやっている以上、どんどん上を目指していきたいというのは自分でも思っていますし、できるだけ早くこのレベルの選手になって、もっと上に行ければいいなと思います」
――味方がボールを持った時に、細かく動き直していた。
「ボールがほしかったので、そこは意識していました」
――J3の中では、「左だけじゃなくて右もあるぞというのを見せたい」と言って駆け引きができていた。このレベルでは余裕がなかった?
「今日は相手が疲れていて、そこまでマークとかも全然しつこくなかったので、左だけでいけちゃったという感じですね。そこで左を切られた時に難しくなるんじゃないかなと思います。左でいけないのであれば、右を使うしかないと思っているので、そこはやっていきたい」
――ファウルされた時、怪我をしないように受け身も取った?
「とくにそういうのはないですけど、シュートを打った瞬間に、身体を当てられたので、怪我をしないようにコケました」
――具体的にこれからどう成長していきたいか?
「今の時点で、自分は他の同年代の選手より半歩くらい前には、いれているかなというのは思っているので。スタートが早いだけじゃなくて、失速せずにこのままどんどん上にいきたいなと思います」
――◆――◆――◆――◆――◆――◆――
トップデビュー戦とあってペン記者だけでも50名近い報道陣が囲み取材に集結。それでもまったく物怖じせず、笑顔を交えながら凛とした表情を貫いた。質問に対して「うーん」と考え込むようなシーンもなくすぐに口を開き、さらに自分の中に回答がなければきっぱり「分かりません」と言う。その姿がとても印象的だった。
ヨーロッパや南米では、フットボーラーが大成するにはテクニックやフィジカル、戦術眼に加えて、ピッチ内外における「パーソナリティー」が欠かせないとされている。サッカー的な日本語に置き換えると「個性」、「メンタルの強さ」、「周りに左右されない心」などの意味に近いだろうか。
この日のメディア応対ひとつ見ても、久保が15歳とは思えない特別なパーソナリティーを持っているのが見て取れた。今月20日に開幕するU-20ワールドカップに飛び級招集されたこともあり注目度は増すばかりだが、この神童が揺るぎない“自分”を持っているのは間違いない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
【久保建英PHOTO】15歳久保がトップチーム・デビュー!FC東京は永井のゴールで勝利!