【高円宮杯】中村駿太が明かした電撃移籍の真相。「このままじゃトップに上がれない」

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年04月10日

初めて親元を離れ、遠い東北の地で──。

チームメイトから手荒い祝福を受ける。根っからの人懐っこい性格で、早くも馴染んでいる印象だ。写真:川端暁彦

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「行かせてください」の言葉を伝えた翌日から、柏の練習には出なかった。その間は公園で父親とふたりでトレーニングをしていたと言い、親の愛情とありがたみ、サッカーができる幸せを実感する機会にもなった。
 
 もっとも、「これくらいやっておけばいいかな」というトレーニングでは青森山田の練習強度には対応し切れなかったようで、「甘かった」と苦笑いを浮かべることにもなったのだが。
 
「僕が来たことで試合に出られなくなる選手もいる。納得してもらうためには、僕の日々の姿勢と結果を出すことのふたつが必要になる。シーズンの最後に『移籍して良かった』と胸を張って言えるように、また周りからも言ってもらえるようになりたい」
 
 初めて親元を離れて寮に入り、新しいクラスメートと日々を過ごす。「でも洗濯は好きなんですよ」と笑う新鮮な日々のなかで、なにを得て、なにを見付けるのか。
 
 中村駿太が青森までやって来た理由。それを証明するための戦いが始まった。
 
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
 
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