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欧州での"サバイバル術"を鈴木大輔が独白。「みんな自分本位。練習から戦わないと、自分のプレーを出せない」|独占インタビュー中編

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年03月30日

「簡単に言えば、鹿島みたいなチームが上に来る。結局、どこのリーグもそうなんですよ」

実力伯仲の2部リーグでは、勝負強さが重要。身をもって体験した。(C)NASTIC

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 でも、俺たちは負けた試合を引き分けにしたり、引き分けの試合を勝ちに持っていけなかった。上位のチームは、そういう取りこぼしがない。簡単に言えば、鹿島アントラーズみたいな勝負強さを持っている。結局、どこのリーグもそうなんですよ。
 
――改めて、この1年は自分にとって何をもたらしたと思いますか?
 
 この1年はメンタル的なところが一番変化しました。タフになったのかなと。特にここ半年は、なかなか結果が出ない中でも自分のパフォーマンスを保たなければいけなかった。チームの雰囲気があまり良くない時期もあって、そういうなかでも自分を表現し、誇示していけたので、メンタル的に鍛えられました。
 
――では、その経験は先にどうつながっていくでしょう?
 
 この1年、試行錯誤しながら戦い、試合に出られるようになって、ヨーロッパのマーケットに乗った。この先に自分がステップアップして良いチームでプレーできた時に、振り返ってそう思うだろうなと。この1年が人生を変えた1年だったと思うんじゃないですかね。
 
――では、今後もアピールして1部クラブ、もしくは2部の強いチームに移籍しなければいけませんね。
 
 それを次のステップだと考えたら、まずは自分がいるこのチームを勝たせないといけない。1部に行こうと思ったら、やっぱりプレーオフには出ないと。俺は日本人だし、こっちに来てまだ1年だから、スカウトやクラブスタッフにどう見られているかは分からないけど、スペイン人でも若手でもないので、移籍のハードルは決して低くないですからね。

【後編に続く|本日:17時公開】
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