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欧州での"サバイバル術"を鈴木大輔が独白。「みんな自分本位。練習から戦わないと、自分のプレーを出せない」|独占インタビュー中編

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年03月30日

「俺が『1』言ったら、『3』くらい言い訳が返ってくる(笑)」

守備ではラインコントロール、攻撃ではビルドアップの役割を強く意識している。(C)NASTIC

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――リーダーシップを取ってラインコントロールをするということは、他の選手は鈴木選手の指示に従うわけですか?
 
 いやいや、こっちにそんな奴はいないですよ(笑)。だから、喧嘩しながらやってます。「ラインを上げるタイミング遅れてるからちゃんと上げてくれ」と俺が『1』言ったら、『3』くらい言い訳が返ってくる(笑)。素直に「ごめん」っていうのはないですね。だから、そこは練習から戦っています。
 
 やっぱり、自分がやりやすいようにやろうという意識が強い。「もっとカバーリングできるように絞ってほしい」と要求されることもあるんですが、自分のところにもマークがいるし、全体のバランスを考えたら絞らないほうが良い時もある。そういう時に「俺はこっちにいるから」と伝えると言い合いになる。もちろん、話し合って解決できる時もありますが、そこで譲っちゃダメな場合もあるんです。
 
――相手の要求に応えて自分のミスにつながったら最悪ですからね。
 
 そうそう。だから結構、議論しますね。そのプレーが終わった後に説明すると、次のプレーからは見てくれるようになる。まあ、聞いてくれない強情な奴もいますけどね。結局、やられなければいいんで。
 
――チームは現在3連勝中。このまま勝ち続ければ、プレーオフ進出が見えるかもしれません。
 
 まだプレーオフを目指すとか、そういう楽観的な考え方はしてません。本当に2部は実力差がない厳しいリーグ。運が良いほうが勝つというか、それこそJ1のどっこいどっこいな感じに似ています。だから気を抜くと、すぐに降格圏に落ちかねない。
 
――上のチームとの差をあえて挙げるとすれば?
 
 チーム力や個人のスキルの差ってあんまりない。ただ、勝っているチームは取りこぼさないですね。本当に、そこに尽きます。この半年で全チームと対戦したけど、どことやってもやられた試合がほとんどない。負けた試合でも、自分たちのほうが良かったなと思う時もあるくらいでした。
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