スペイン人GKコーチのもとで新たな技術の獲得にチャレンジ。
「ふたりともポテンシャルがある」と語るスペイン出身の名伯楽は、日本のGKコーチの指導法とは一線を画しており、ボールにアタックさせることを就任当初から意識させている。そのあたりの指導法の違いは、本人たちも感じているようだ。
「足の運び方、セービングの仕方。(ステップも)去年とかはクロスステップとかはあまり意識していなかったのですが、ジョアンになってからは使うようになったし、要求をされている」(波多野)
「違うなというよりは、色んな技術の解釈がある感じ。どういうところというよりも、ワンプレーの細かいところで違うなと感じる」(廣末)
ふたりもこのような新たな技術の獲得に、積極的にチャレンジしており、沖縄県の国頭村で行なわれているキャンプでは毎日のように居残りでトレーニングを実施。1日でも早く、新しい動きをモノにして、トップチームのゲームに関わるという欲がひしひしと伝わってきた。
同い年のGKが同じチームに所属するという極めて珍しい環境で互いを高め合う若き守護神候補のふたり。毎日顔を合わせることで、互いのライバル心は否応なくくすぐられるはずだ。それは、かつて代表チームで川口と楢﨑が競い合った環境に酷似している。
10年後、彼らが代表チームでポジションを競い合っているのであれば、同時にFC東京に加入したことは正解だったと言えるだろう。偉大な先人たちを彷彿とさせる熱きライバル関係がこれから繰り広げられそうだ。
取材・文:松尾祐希(サッカーライター)
「足の運び方、セービングの仕方。(ステップも)去年とかはクロスステップとかはあまり意識していなかったのですが、ジョアンになってからは使うようになったし、要求をされている」(波多野)
「違うなというよりは、色んな技術の解釈がある感じ。どういうところというよりも、ワンプレーの細かいところで違うなと感じる」(廣末)
ふたりもこのような新たな技術の獲得に、積極的にチャレンジしており、沖縄県の国頭村で行なわれているキャンプでは毎日のように居残りでトレーニングを実施。1日でも早く、新しい動きをモノにして、トップチームのゲームに関わるという欲がひしひしと伝わってきた。
同い年のGKが同じチームに所属するという極めて珍しい環境で互いを高め合う若き守護神候補のふたり。毎日顔を合わせることで、互いのライバル心は否応なくくすぐられるはずだ。それは、かつて代表チームで川口と楢﨑が競い合った環境に酷似している。
10年後、彼らが代表チームでポジションを競い合っているのであれば、同時にFC東京に加入したことは正解だったと言えるだろう。偉大な先人たちを彷彿とさせる熱きライバル関係がこれから繰り広げられそうだ。
取材・文:松尾祐希(サッカーライター)