3年の月日を経て再び同じチームに所属したふたり。
しかし、高校3年間で彼らの立場は逆転する。1年時はU-16日本代表に選出されながらも出場機会をあまり得られなかった波多野に対し、廣末は青森山田でルーキーイヤーから正GKの座を奪取。その年のインターハイでは2回戦の帝京大可児戦で3本連続PKストップを見せるなど、センセーショナルな活躍を見せた。
すると、このプレーぶりが協会の目に留まる。翌年にはU-18日本代表に初選出され、昨年の10月に行なわれたU-19アジア選手権ではU-20ワールドカップの出場権獲得に、控えGKとして貢献した。
波多野も昨年はFC東京U-18の守護神としてハイレベルなプレーを披露。ハイボールの強さを武器に安定感のある動きを見せると、飛び級でFC東京U-23の一員としてJ3デビュー。2試合でピッチに立ち、ライバルよりも先にプロの世界を体感することになったが、高校時代に評価を高めたのは廣末のほうだった。
切磋琢磨しながら成長を遂げ、3年の月日を経て、再び同じチームになったふたり。当然、ライバル意識はある。
廣末が「中学の頃に比べたら(波多野)豪は成長していた。でも、自分も負けていないくらいにやってきたことがある。今までやってきたことを勝負の場面でやっていきたい」と話せば、波多野も「廣末だけには負けたくない」とライバル心を剥き出しにする。当面はJ3に参戦するU-23チームでポジション争いを繰り広げることになるが、本人たちは「ライバルはチームのGK全員」と話し、「U-23のJ3ではなく、トップチームのJ1でポジションを争いたい」と口を揃えた。
意欲的な姿勢を見せる彼らの成長曲線がどのように描かれていくのか非常に楽しみだが、その才能を伸ばすうえで今季からFC東京にやってきたジョアン・ミレGKコーチの存在も見過ごせない。
すると、このプレーぶりが協会の目に留まる。翌年にはU-18日本代表に初選出され、昨年の10月に行なわれたU-19アジア選手権ではU-20ワールドカップの出場権獲得に、控えGKとして貢献した。
波多野も昨年はFC東京U-18の守護神としてハイレベルなプレーを披露。ハイボールの強さを武器に安定感のある動きを見せると、飛び級でFC東京U-23の一員としてJ3デビュー。2試合でピッチに立ち、ライバルよりも先にプロの世界を体感することになったが、高校時代に評価を高めたのは廣末のほうだった。
切磋琢磨しながら成長を遂げ、3年の月日を経て、再び同じチームになったふたり。当然、ライバル意識はある。
廣末が「中学の頃に比べたら(波多野)豪は成長していた。でも、自分も負けていないくらいにやってきたことがある。今までやってきたことを勝負の場面でやっていきたい」と話せば、波多野も「廣末だけには負けたくない」とライバル心を剥き出しにする。当面はJ3に参戦するU-23チームでポジション争いを繰り広げることになるが、本人たちは「ライバルはチームのGK全員」と話し、「U-23のJ3ではなく、トップチームのJ1でポジションを争いたい」と口を揃えた。
意欲的な姿勢を見せる彼らの成長曲線がどのように描かれていくのか非常に楽しみだが、その才能を伸ばすうえで今季からFC東京にやってきたジョアン・ミレGKコーチの存在も見過ごせない。